子育てはペナルティなのか?~親ペナルティ問題~

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子育てはペナルティなのか?~親ペナルティ問題~

2017-10-01

子供を一人、中学まで公立で育てる費用は約1740万円
大学まで育てるとなると3000万円にもなるといわれています。

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子育てはペナルティなのか?

今の時代、子供を育てるのはある意味ペナルティだ!みたいな風潮もあります。
先日も、こんな記事が出ていました。

“親ペナルティ”を40歳で負う覚悟はあるか
2017.09.28 08:00
PRESIDENT Online

子育ては美しい話ばかりではない。
社会的に責任を負い、何かと時間がなくなり……と、親になることで幸福感が損なわれる面もある。
現代日本では少子高齢化が進んだ結果、30代後半や40代で初めての子どもを授かり、育てる男女も増えている。
40代の子育ては、20代の子育てよりも幸せなのだろうか……?

社会学に、「親ペナルティ」という言葉がある。
子供を持つ夫婦と子供を持たない夫婦がそれぞれに感じる幸福度のギャップのことで、

一般的に幸福度は「子供を持つことによって下がる」

と言われる。

この親ペナルティは、政府の子育て支援が薄い国では最大の傾向を見せ、特にアメリカで顕著なのだという。
立命館大学教授・筒井淳也氏は「日本の公的な家族支出はOECD諸国でも最低レベルであり、アメリカに近い状態にあるとしてもおかしくはない」と論じている。

(略)

「親ペナルティ」とは、まさに米国で共働き化が進行したにも関わらず政府の子育て支援の“手薄さ”によって最大化する、子育てのしづらさ、親としての生きづらさに起因して顕在化したものだ。
まして価値観の「共働き社会化」さえ進まない日本においては、親ペナルティの重さたるや、いかほどか。

いま、その親ペナルティを晩産傾向や不妊のために40代で負う人たちが少なくない

(略)

朝泣いてぐずって道に座り込む子供に何度も声をかけ、自分の出社時間を気にしながら時計をチラチラ見て、懸命になだめ説得して、最後は親が自分と子供の大荷物を肩に無理やり掛けて、米袋より重い子供をキレ気味に抱きかかえて連れて行く。
抱きかかえられる相手なら、あるいは一人ならまだいいほうだ。
暴れ逃げまわるやんちゃ者だったり、しかもそれが2~3人のきょうだいだったり、登園途中に途方に暮れている親がたくさんいる。

親力なるものがあるとすれば、それは知力だけでも体力だけでもない、持てるものを全投入した総合力だ。
だから痛い目をたくさん見て知恵を巡らせた親たちは、いっそ泣く暇もなく勢いで連れていってしまえと、前にも後ろにも子供を載せるカゴがついた電動自転車を「一家に一台」状態で所有して移動に大活用し、あるいは保育園近隣の住民に散々嫌味を言われながらも自家用車で子供を送るのだ。

(略)

親が高齢であることで、子育ての質が変われば子供の質も変わる
実際、親が高齢だと子供の運動量が少なくなる傾向にあると言われ、それは現在43歳の自分の体力不足・運動不足ぶりを省みれば仕方のないことだと思う。
また、それに関連して「父親が高齢であるほど息子がギーク(オタク)になる傾向が強くなる」との海外研究も話題になった。

収入やポストの高い親が育てることで、より高い教育や高い視点、広い視野を与えることができることが一因と考えられ、相対的に能力の高い子供が育つ、高齢育児のメリットとも考えられる。

(略)

男性も女性も労働に組み込まれるのが当然視される社会は、「新しいタイプの子供を生み出すフェイズ」「新しい仕組みの社会」へと必然的に突入する。
さて、それは具体的にどんな世界になるのだろう。
これは、21世紀の先進国が皆その渦中にある、壮大な社会実験なのだ。

[フリーライター/コラムニスト 河崎 環]

この記事を書いた人は、20代で子供を二人産み育てた人です。
この記事を読んだとき、旦那さんはなにしてたんだろう?って率直に思いました。

私の場合、20代から40代の今までずっと育児をして、三人の子供を育てて、いまでも毎日二人(一人は小学生)の子供を保育園に送っていますが、上の記事のように、子供に朝から泣き叫ばれたりしたことは記憶にありません。
もう、これは、家庭環境と教育の問題だと思います。
三人とも保育園に行くのを嫌がったりしたことはありません。
で、子育て中の旦那は何をしていたんだろう?って思ったわけです。
出勤前に子供を保育園に連れていくくらいしたらいいのに。と。
夫婦と子供がそろって、行ってきま~す!って家を出たら、子供がぐずる暇なんてないと思います。

昔ながらの「旦那は仕事して金稼いできてるんだから、子供の面倒は妻が見るべき」なんていう精神論は、共働きの人が多い現代では通用しません

男の私が言うのもなんですが、むしろ、旦那の仕事のほうが子育てより楽だと思います。
なので、

旦那の理解がもうちょっとあれば、子育てって結構楽しく楽にやれる

んだと思うんですよね。

この記事では、子供を育てるのはペナルティだ。と書かれていますが、私はそうではありません。
むしろ、子育ては将来への投資だと考えています。
だから、三人の子供を産んでもらいました。嫁さん、ありがとう。

だって、将来70歳になった時、子供に養ってもらわなかったら、「野垂れ死ぬ」か、「国の世話になる」かの選択しかないわけですよ。
野垂れ死ぬのは嫌だし、国に迷惑をかけてまで生きたいとは思わないし。。。ってなった時、子供を頼るしかないんですよね。

国に迷惑をかけて、将来の他人の子供に支えてもらおう」っていう考えの人がたくさんいると思いますが、ぶっちゃけ甘いと思います。

誰が見知らぬ老人を支えたがりますか?

っていうか、

今現在、あなたは70代80代の見知らぬ老人のうんこを取ったりできますか?

ってことです。

老人を支えるための税金などを払うのは、「働いている人たち」です。
つまり、今の子供たちです。

その子供たちを作らず、育てずして、その子供たちにお世話してもらおうなんて、虫が良すぎますよね。

私は、私のために、子供を育てているのであって、それをペナルティだと感じたこともないですし、政府の子育て支援が薄いなんて考えたこともないです。

政府の支援が少ないと考えるような人は、むしろまだ子供を作れない経済状況なんじゃないのか?と思います。
まあ、20代夫婦ならわかりますが、40代夫婦で政府の支援を必要としている人は、むしろ子供を作ってほしくないって思います。
だって、子供を大学に行かせる費用すら政府に頼るわけでしょう?

自分の生活すら危うい人が、まともに子供を育てられるとは思えません。

子供がかわいそうですし、そもそも祖父や祖母は何してきたの?って思います。。。
まあ、そういう人たちに限って、親と離れて暮らしていてたり、勘当されてたり、離婚してたりするわけですけどね。。。
男は、離婚して、子供を女性に押し付けるなら、きちんと養育費を払って、「子育て」をすべきだと思いますね。

子供を作った人だけが子育てするのではない

でも、わたしは別に、子供ができない人をdisったりしているわけじゃないんですよね。

子供がいないなら、いないなりの子育てへの参加のしかた

があると思うんです。

そこらへんのことを過去のメルマガに書いたことがあるので、転載しておきます。

生物が生きる理由

「生物が生きる理由」2014.6.6 発行 no.55

 「結婚することにメリットを感じない」「精神的・金銭的に拘束されそう」・・・婚姻件数は戦後最少となり「あえて結婚しない」人が増加
2014/06/05 ソース(TBS News-i) http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye2217546.html(リンク切れ)

日本の人口の減少が止まりません。
去年の人口動態調査の結果が公表され、ここ7年連続で減少していた日本の人口の減少幅は、過去最大の23万9000人減となりました。

そして、注目は婚姻件数です。
今回の調査では、66万1000組と戦後最少となりました。
背景には、「あえて結婚しない」という人の存在もあるようです。

今月は結婚式シーズン、ジューンブライドの6月。そんな中で・・・

 「婚姻も前年より8275組減少して戦後最少となりました」(厚生労働省の担当者)

 4日、厚生労働省が発表した調査。
去年、結婚したカップルの数は、おととしより8000組減り、およそ66万1000組で戦後、最も少なくなりました。
婚姻件数が戦後最少となっていますが、街の方は結婚についてどのように考えているのでしょうか。

Q.結婚はしたい?
 「そうですね。考えてます。今 、仕事のほう一生懸命やりたいので」(30歳男性)
 「相手がいれば(結婚)したいかな」(20代後半女性)

結婚したくてもできないという声の一方、こんな声も聞かれました。

「結婚、別にしてもしなくてもいいと思っています。子どもつくってもお金かかるし、老後年金もらえるかも分からないし」(20代後半女性)
「結婚することに対するメリットが余り感じない」(27歳男性)

 あえて結婚しない――。

 こうした人は、今や珍しくありません。独身の男女、それぞれ200人を対象に行われたアンケート。
「このまま独身でいたいと思ったことがある」と回答した人は、男性で53%、女性で43%に上りました。

 「ラクだしいつ食べても、いつ寝てもいいので」(27歳女性 アンケートより)
 「結婚したら精神的・金銭的に拘束されそう」(25歳男性 アンケートより)

 自身も独身の哲学者、萱野稔人さん。
あえて結婚しない人が増えている背景について・・・

 「さまざまな条件を比べて、結婚することがいいと思えば結婚するようになった。
『時間がなくなるかもしれない』『自由なお金がなくなるかもしれない』、いろんなことを勘案しながら選択するものになったので、条件が良くなければ結婚しない方がいいでしょうとなって、結婚しないという選択が非常に広がってきた」
(津田塾大学 萱野稔人 教授)

 結婚しない人が増える中で、単身者、ひとり暮らしが増えています。
こうした変化は行政にも対応を迫っています。男性の50%、女性の42%が未婚者の新宿区。
区民を対象に意識調査を行いました。

 「いざというときに頼れる人がいないという不安を抱えているという壮年期、これから高齢期を迎える人にはかなり深刻な問題であると見えてきた」
(新宿区自治創造研究所 宮端啓介 担当課長)

 区では、ひとり暮らしの人が高齢化すれば孤立などの問題も増えてくると見ています。
増え続ける結婚しない人たち。
人々の意識の変化が社会の形を変えてきています。

結婚の件数が、戦後最低

日本における結婚の件数が、戦後最低となりました。
同時に、子どもの数もどんどん減ってきております。
総務省の統計では全年齢に対する子供の数(15歳未満)の割合が12.9%です。
逆に、高齢者(65歳以上)の割合が24.7%です。
我が国のこどもの数(pdf)

4人に1人がお年寄りで、10人に1人が子供なわけです。

なぜ少子化するのか?

結婚する人が減ったから少子化なのでしょうか?
私はそうは思わないんです。

結婚しない→子供を作れない→少子化!
だという構図だとは私は思いません。
なぜなら、堕胎が多いし、結婚しても子供を作らない人もいるからです。

要は、お金と時間の問題

なのだと思います。
子どもを育てるのにお金がかかるし、自分の遊ぶ時間も取られちゃう
こう考える人が増えてきたんだと思います。
確かに、子どもを作ると自分の時間が取れませんし、お金がどんどん出ていきます。
自分の人生を犠牲にして、子孫を残す事を良しとしないんです。
こういう考え方をする生物は人間だけですね。

人間は生き物の域を越えようとしている

生物学的にいうと、生き物は子孫を残すために生きています。

何故かは知りません。
不思議ですが、自分の分身をどんどん増やして生き残ろうとします。
それがどこに向かって、なにを目的としているのかはわかりません。

しかし、何故だか、生殖行動に快楽要素を付けてまでも子供を産ませるように仕向けたりするわけです。
そして、何故だか、子どもをたくさん生き残させるために、メスは強いオスを選択するのです。
野生動物なんて介護も老後の世話もしてもらえないのに、ひたすら子供を作り、育てるわけです。
この観点は今の人間にはすっぽりと抜け落ちています。

人間は、

生殖行動に伴う快楽はただの快楽だと認識するようになり、老後もお金さえあれば何とかできるようにしてしまった

わけです。

お金のない人は、孤独死したりしますね。。。
孤独死は今後どんどん増えていくと思います。

一方で、金持ちほど既婚者が多いという現実もあります。

金銭的に不安定だと結婚して子供を産めない社会になりつつあるのかもしれません。

昔と今の子育ての違い

昔は違いました。

昔は、貧乏だからこそ結婚し、互いに支え合い、子どもを育て、子どもにも働いてもらい支え合う
という循環がありました。

老後は孫やひ孫が面倒を見てくれるわけです。

いわば、結婚や子育ては「老後の自分への投資」だったのです。

若者に職の安定と金を与えれば婚姻率が上がるのか?というと、これもどうかと思います。

今の時代、ネットとスマホの普及によって、自分の知れる範囲が莫大に広がりました
日本にいながらエジプトのピラミッドやカナダのオーロラが見れたりするわけです。
こうなると、人間の人生くらいの長さでは面白いことをすべて満喫できません

少しでも自分のやりたいことをしたい。
そのためにはお金も時間も必要だ。
だから結婚したくないし子供も要らない。

こういう考え方を無意識に持ってしまっているのかもしれません。

二次元でこんなにかわいい漫画のキャラクターがいるのに、なぜ三次元の女性に合わせなきゃいけないのか?
と考える若者もたくさん出てきております。
また、女性の社会進出により、子育てに当てる時間が減りました。

いわば人間は、自分さえよければあとはどうだっていい。

と、生物の域をこえかかっているわけなんです。

生き物は子孫のために生きている

生物は、何故だか、「自分の種(しゅ)」を存続させるために、子孫のために生きているんです。

犬は犬を増やすために生きてます。
猫は猫を、アリはアリを増やすために生きています。

人間は人間を増やすために生きているでしょうか?

結婚、出産、子育てに参加しない人は、「まだ生まれてきていない子供たちの夢をつぶしている」ことになるのです。

結婚や出産に直接かかわらなくてもいい

もちろん、自分が結婚出産に直接かかわらなくてもいいんです。

でも、子育てには、誰の子供であろうとも積極的に参加してほしいですね。
でないと、「人間という種」が滅びます。

結婚しない人、子どもを産まない人は、子育てに参加し、その子が成長したときに、

「ああ、あの人は育ての親だから守ってあげなくちゃ!」

と言ってもらえるようになればいいだけなんです。

子育ての種類

子育てっていってもいろいろあります。

授乳、

オシメ替え、

ご飯をあげる、

一緒に歌ってあげる、

一緒に遊んであげる、

横断歩道で見守ってあげる、

お手本を見せてあげる、

勉強を教えてあげる、

相談にのってあげる、

一緒に喜んであげる、

一緒に泣いてあげる、

悪いことをしたら叱ってあげる、

その子の子供のオシメを替えてあげる、

その子の子供と一緒に遊んであげる・・・

結婚して子供を産むだけが大切なんじゃないんです。

子どもを産んでくれた人に感謝して、その子供が育っていける環境を作る。

これが子育てなんだと私は思います。

PS:私としては、多夫多妻制にしてほしいです!

まとめ

今の時代、子育てをすることはペナルティなんじゃないのか?親になったら損をするんじゃないのか?という、いわゆる「親ペナルティ問題」があります。
私は、 

子育てをすることは、生き物としての義務

だと思います。

勘違いしないでいただきたいのは、子供を「産むのが義務」って言ってるわけじゃないってことです。
何らかの形で、子育てに関わるのが義務だ。といっているんです。
もし、子育てに関わらないのであれば、自分の老後は自分で面倒見れるように、今から手配しておくべきでしょうね。
それなら文句はないですが、国の税金に頼ろうなんて思っている人は、ただの寄生ですよね。


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