サルでもわかる 子宮頸がんワクチン問題(3)

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サルでもわかる 子宮頸がんワクチン問題(3)

2017-09-29

サルでもわかる 子宮頸がんワクチン問題(1)
サルでもわかる 子宮頸がんワクチン問題(2)からの続き

必ず上記のエントリーを読んでからお読みください。
でないと、あらぬ誤解を生じる可能性があります。

*このエントリーは、私のメルマガ
no.33「ワクチンって危険なの?」2013.12.20 発行
no.90「問題は量なんです」2015.2.20 発行 
no.131「子宮頸がんワクチンはうつべきなの?」2015.12.25 発行
no.142「子宮頸がんワクチンに遺伝子型が関与?」2016.3.18 発行
を合わせて、最新の知見もふまえて加筆、修正したものです。

先日(no.142「子宮頸がんワクチンに遺伝子型が関与?」2016.3.18 発行当時)の2016年3月16日に、

子宮頸がんワクチン接種後の健康被害を訴える少女らを診療している厚生労働省研究班代表の池田修一信州大教授(脳神経内科)が、

脳機能障害が起きている患者の8割弱で免疫システムに関わる遺伝子が同じ型であり、複数のワクチンをマウスに接種する実験で、子宮頸がんワクチンを打ったマウスの脳だけに神経細胞を攻撃する抗体が作られた

という研究成果を発表しました。

これにより、子宮頸がんワクチンが脳に何らかの悪さをして、身体機能に影響を及ぼす可能性が出てきました!

ですので、この論文について解説していきたいと思います。

子宮頸がんワクチンに遺伝子型が関与?

子宮頸がんワクチン
脳機能障害、患者8割が同じ遺伝子
毎日新聞2016年3月16日 21時06分(最終更新 3月16日 23時12分)

子宮頸(けい)がんワクチン接種後の健康被害を訴える少女らを診療している厚生労働省研究班代表の池田修一信州大教授(脳神経内科)は16日、脳機能障害が起きている患者の8割弱で免疫システムに関わる遺伝子が同じ型だったとの分析結果をまとめた。

事前に遺伝子型を調べることで、接種後の障害の出やすさの予測につなげられる可能性があるという。
厚労省内で開かれた発表会で公表した。

 研究班は信州大と鹿児島大で、ワクチン接種後に学習障害や過剰な睡眠などの脳機能障害が出た10代の少女らの血液を採り、遺伝子「HLA-DPB1」の型を調べた。
 その結果、「0501」の型の患者が信州大で14人中10人(71%)、鹿児島大で19人中16人(84%)を占めた。
「0501」は一般の日本人の集団では4割程度とされ、患者の型に偏りが見られた。

 池田教授は「ワクチンの成分と症状の因果関係は分からないが、接種前に血液検査でHLAを調べることで発症を予防できる可能性がある」と話した。

 研究班は今後、対象を手足の痛みなど別の症状のある患者も含めて150人に広げ、発症の仕組みなどについて研究を続ける。

 子宮頸がんワクチンは2009年12月以降、小学6年から高校1年の少女を中心に約338万人が接種を受けたが、副作用報告が相次いで13年6月から接種の呼び掛けが中止されている。【斎藤広子】

免疫異常誘発の可能性
 厚生労働省研究班の今回の分析は、子宮頸がんワクチンの接種を引き金に免疫機能が異常をきたし、過剰な反応が起きている可能性を示す。
調査数が少なく「科学的に意味はない」(日本産科婦人科学会前理事長の小西郁生・京都大教授)との指摘もあるが、厚労省の専門家検討会が原因とみている接種時の痛みや不安に伴う「心身の反応説」とは異なる観点からの研究で、今後が注目される。

 世界保健機関(WHO)は同ワクチンの安全宣言を出し、接種を事実上中断している日本の対応を批判している。
名古屋市も昨年、7万人対象の調査で接種者と未接種者の間に発症差はなかったと発表しており、接種再開を求める声も強い。
 ただ、患者らが訴える症状の原因は、解明の途上だ。

研究班は複数のワクチンをマウスに接種する実験で、子宮頸がんワクチンを打ったマウスの脳だけに神経細胞を攻撃する抗体が作られたとしている。

(略)

この記事によると、

子宮頸(けい)がんワクチン接種後の健康被害を訴える少女の約8割の人(33人中26人)が、「白血球の型」が同じ型だった。

ということでした。

ちなみに、この型は、日本人だと40%~50%くらいの人が同じっぽいです。
普通は40%だけども、健康被害を訴えた少女たちでは80%同じだった!ということです。

で、この白血球型がこの健康被害に関係あるんじゃね?ってことでマスコミが取り上げたわけです。

え?白血球の型は病気となんか関係あるの?

ってことですが、じつは、あります

たとえば、HLA-DRB1の型が0405の人は糖尿病のリスクが4倍高いですよ!とかっていう、統計が出ています。
これが遺伝子で病気のリスクを見る方法だったりするわけですね。
いわゆる遺伝子診断ってやつですね。

遺伝子診断で、アンジェリーナ・ジョリーさんが、乳がんの可能性があるからって乳房をとった。

とかいうこともありました。
現実には、薬剤性肝障害薬剤性皮膚障害やら、てんかん薬などの副作用などにHLAの型との関係があるっぽいことがわかってるようです。
が、しかし、メカニズムは今は不明です。

重要なのは、白血球の型じゃなくてマウスの実験

でも、私がこの記事を見て思うのは、白血球の型はそんなに重要じゃないんじゃね?ってことです。

じつは、この記事に書いてある、マウスの実験のほうが重要なのでは?と、私は思います。

「研究班は複数のワクチンをマウスに接種する実験で、子宮頸がんワクチンを打ったマウスの脳だけに神経細胞を攻撃する抗体が作られたとしている。」

素人ではわからない、この一文こそが、キーワードのような気がします。
その研究について、ちょっと詳しく書いてあるのがこの記事です。

子宮頸がんワクチン副反応「脳に障害」 国研究班発表 (リンク切れ)
TBS系(JNN) 2016年3月17日(木)0時17分配信

(略)

目に見える症状のほかに、今、深刻なのは、記憶の障害です。

 「(七海さんが)予定とかを忘れちゃうので・・・」(母親)
 「やったことを常にスマホに記録していて。11時40分に(取材が)来たので、とりあえずここ(スマホ)に書いておいて、夜、まとめて、ノートにきょう何時に何をしたというのを書いたりして」(酒井七海さん)

 これまで、国の検討部会はこうした症状を少女たちの心身の反応としてきました。
そうした中、16日、厚生労働省で国の研究班の1つが新たな研究成果を発表しました。
研究班の代表を務める池田修一信州大学医学部長
この1年間、全国の患者およそ140人の研究を進めてきました。
そこでわかってきたのが、記憶力の低下などを訴える患者の傾向です。

「『情報の処理速度』だけが極端に落ちている。正常の6割くらいまで落ちている」(国の研究班の代表 信州大学 池田修一医学部長)

少女たちに何が起きているのでしょうか。

実験用の特別なマウスを使って分析が行われました。
マウスにそれぞれ、子宮頸がんワクチン「サーバリックス」、インフルエンザワクチンB型肝炎ワクチンを打ったところ、

子宮頸がんワクチンを打ったマウスにだけ脳に異常が発生している

ことがわかったといいます。

 「子宮頸がんワクチンを打ったマウスだけ、脳の海馬・記憶の中枢に異常な抗体が沈着。海馬(記憶の中枢)の機能を障害していそうだ」(国の研究班の代表 信州大学 池田修一医学部長)

 脳の画像データ。
子宮頸がんワクチンだけ緑色に光る異常な抗体が出ています。

 「明らかに脳に障害が起こっている。ワクチンを打った後、こういう脳障害を訴えている患者の共通した客観的所見が提示できている」(国の研究班の代表 信州大学 池田修一医学部長)

 異常が見つかったのは脳だけではありません。
子宮頸がんワクチンを打ったマウスの足の裏にある神経の束を撮影したもの。
正常な神経は黒く太いバンドで取り囲まれています。
しかし、マウスから見つかった異常がある神経は、正常のものと比較すると、黒いバンドの部分が壊れて亀裂が入り、膨らんでいるのがわかります。

 「この神経は情報が正確に早く伝わっていかないと考えられます」(国の研究班の代表 信州大学 池田修一医学部長)

 こうしたマウスの異常はワクチンを打ってから9か月ぐらいで現れたといいます。

さらに研究班は、特定の遺伝子にも注目しています。
記憶の障害を訴える33人の患者を調べたところ、そのおよそ8割で同じ型を保有していることがわかりました。

 「(注目している遺伝子は)中国・日本など東アジアの人に多い。子宮頸がんワクチンの副反応が日本でクローズアップされた遺伝的背景の1つの原因かもしれないと考えています」
(国の研究班の代表 信州大学 池田修一医学部長)

 国の研究班は今後、今回、マウスなどで見られた異常と、ワクチンの成分との関係について、本格的な分析を進める予定です。
(16日23:07)

最終更新:3月17日(木)11時13分

子宮頸がんワクチンを、マウスにうって9か月後、なんと、そのワクチンによってマウスの体で作られた抗体が、「脳」に固まっている

それが、脳の神経(写真は足の神経)に障害を与え、記憶障害とかを引き起こしているんじゃないのか?

という報告です。

人間の脳っていうのは、非常にガードが高くて、血液を通して異物が入ってくるのを防ぐメカニズムがあります。
この関所のような関門を「血液脳関門」って言います。
ここでは、抗体も、ウイルスもせき止めちゃいます。
なので、抗体が、「脳」に入るなんてことは、「普通は」ありません。

抗体が血液脳関門を突破することもある

しかし、4年ほど前、理化学研究所からこんな発表がありました。

血中の自己抗体が脳内に侵入して神経伝達機能を低下させる
-免疫系の異常が慢性疲労症候群を発症させるメカニズムの一端をPET検査で解明-

「ことの始まりは、インフルエンザでした。なぜかめまいだけがとれず、少しずついろいろな症状が出はじめました。」
「通学途中で極度の疲労感を感じている自分に気づきました。自分一人ではコントロールできないような何かが体の中で起こっているような気がした。」

これらは、原因不明の「リセットできない疲れ」に長い期間苦まれた方々の体験談です。

慢性疲労症候群は、6カ月以上の長期にわたって強い疲労感が続き、健康な社会生活を送れなくなる病気です。
ウイルスや細菌感染、ストレスなどの複合的な要因が引き金になるとされていますが、詳しい発症メカニズムは分かっていません。

理研の研究者らは、一部の慢性疲労症候群患者の血中から神経伝達物質受容体に対する自己抗体(mAChR自己抗体)が発見されることにヒントを得て、発症メカニズムの解明に取り組みました。

mAChRはアルツハイマー型認知症統合失調症に関わるといわれています。
そこで、mAChR自己抗体と認知機能との間に深い関係があると予測し、この 自己抗体を持つ患者5人、持たない患者6人、健常者11人の脳をPET検査で比較しました。

その結果、mAChR自己抗体を持つ患者の脳は、mAChRの発現量が10~25%低下していることが分かりました。
これは、血中のmAChR自己抗体が血液脳関門を突破して、脳神経細胞のmAChRに結合していることを示し、慢性疲労症候群に見られる免疫系の異常が脳の神経伝達機能を変化させている証明となります。

今後、免疫系の異常と慢性疲労の関係を詳細に調べることで、新たな病態研究につなげていきます。

“Reduction of [11C](+)3-MPB Binding in Brain of Chronic Fatigue Syndrome with Serum Autoantibody against Muscarinic Cholinergic Receptor”. PLOS ONE, 2012

この論文の重要なところは、

「これは、血中のmAChR自己抗体が血液脳関門を突破して、脳神経細胞のmAChRに結合していることを示し、慢性疲労症候群に見られる免疫系の異常が脳の神経伝達機能を変化させている証明となります。」

です。

簡単に言いかえると、

「仕事とかで疲れていたら、免疫系が異常を起こし、抗体を大量に造っちゃって、それが基になって血液脳関門も異常になり、脳にも抗体が入ってくるよ!」

ってことです。

ってことは、

ストレスとかで体が弱っている人が子宮頸がんワクチンを打つと、ものすごい数の子宮頸がんウイルスに対する抗体ができて、それが免疫系とかに異常を引き起こし、脳にも入り、記憶障害などを引き起こす

っていう、メカニズムが考えられるわけですね。

子宮頸がんワクチンからできる抗体が脳機能に障害を与える可能性

子宮頸がんワクチン(サーバリックス)は、よりたくさんの抗体が作られるように、アジュバントというものを入れております。
アジュバントってのは、ちょっとのワクチンですごいたくさんの抗体が作れちゃう、「増強剤」みたいなものです。(詳しくはサルでもわかる 子宮頸がんワクチン問題(1)に書きました)
これが、今までのものよりもちょっと強い増強剤になってます。
このアジュバントの中身は、アルミニウムとかなんですが、ほとんど人体に影響はないように作られてます。
しかし、薬には絶対に副作用(副反応)がありまして、ごくわずかな確率ですが、ワクチンも自己免疫障害とかASIAシンドロームとかを引き起こすってことも知られております。

なので、私が思うに、

体の弱ってる人に、ちょっと強いアジュバントの子宮頸がんワクチンを打つ。

抗体がたくさんできる。(人によってできる量が違う)

めっちゃたくさんの抗体のできた人は免疫系に異常をきたす。
(このとき、白血球の型が異常の起こりやすさをかえているかもしれない。)

血液脳関門を突破する抗体が出てくる。

脳で抗体が悪さする。

学習機能障害や、運動機能の障害が起こる。

っていうメカニズムが描けます。
科学者なら、このメカニズムは納得してもらえると思います。

別の原因があるのでは?

でもね、普通に考えると、ちょっと体が弱ってる人にちょっと強いアジュバントのワクチンを打ったくらいで、そんなにたくさんの抗体ができるわけないんですよね。
ぶっちゃけ、この厚労省の信州大学 池田修一医学部長の言っている内容と研究には不思議な点がたくさんあり、私には納得できないんですよね。。。

そんなにたくさんの抗体ができるんだったら、ワクチンを二回うちする必要もないんですね。
一回ではできる抗体の量が少ないから、二回目のワクチンをうつんだし。

なので、そんなにたくさんの抗体ができるには、すでにウイルス感染していて、アナフィラキシーみたいな現象で抗体がたくさんできる!
って考えた方が、より真相に近い気がするわけです。

で、すでに感染していたってんなら、性交渉したとか、親から垂直感染したとか、何らかの原因があるはずなんですよね。
(まあ、白血球の型がたくさんの抗体を作りだしやすい!っていうのもあるかもしれませんが。)

子宮頸がんワクチンってのは、ウイルスの感染を防ぐものなので、すでに感染している人には効きません。
なので、子宮頸がんワクチンは、「ウイルスに感染していない」ことを大前提で打つワクチンなので、性交渉前だと「大人が思っている」年齢の女性に打っているわけですね。

ま、今どきの16歳なんか、普通に性交渉してますけどね。。。

で、もう一つ、私の書いたメカニズムと、「すでに感染してたんじゃねーの?」っていう推測を裏付ける証拠は、

マウスでさえ、大量に抗体ができて脳に抗体がいくまでに、9か月かかっている。

ってことです。

子宮頸がんで何らかの症状が現れている人は、50%の人が当日や翌日80%の人が一か月以内にその症状が現れてます。

マウスですら9か月かかるのを、もっとセキュリティーの高い人間の血液脳関門をたった一日でくぐりぬけるなんてのは、ちょっと普通では考えられません。
ってことは、やっぱり、アナフィラキシーで急速に大量の抗体ができて・・・って可能性が高いのかなぁ。と思うわけです。

問診票に、性交渉はしましたか?みたいな問いがあっても、親や学校や友達の手前、はいに〇を入れる勇気のある女の子はなかなかいないと思います。
で、うその問診票を書いて、重症化して。。。っていう悪循環が生まれているのかもしれませんね。

そして、もう一つの原因が、

サルでもわかる 子宮頸がんワクチン問題(2)でも書いたように、精神的なものなんでしょうね。

はてさて、私の推測は当たってるかな???
難しくて理解できない!って方は、いつでも質問してくださいね!

厚労省の研究班、信州大学 池田修一医学部長の出したデータはねつ造だった

と、ここまでが、
no.142「子宮頸がんワクチンに遺伝子型が関与?」2016.3.18 発行時に書いたものです。
記事発表から、二日後に書いたものですね。

しかし、ここから新たな展開がありました。

なんと、

厚労省の研究班、信州大学 池田修一医学部長の出したデータはねつ造だった

のです。。。

子宮頸がんワクチン研究班が捏造
厚労省、信州大は調査委設置を利用される日本の科学報道(続篇)
2016年6月23日
村中璃子 (医師・ジャーナリスト)

(略)

 池田教授はNEWS23に対し

「明らかに脳に障害が起こっている。ワクチンを打った後、こういう脳障害を訴えている患者の共通した客観的所見が提示できている」

と語った。
3月16日の発表直後、筆者は池田教授にマウスの数、ワクチンの投与量など、スタディのデザインや条件を詳しく教えてくださいと問い合わせた。
すると、池田教授は
「マウスの実験は私ではなく、信州大学の他の研究者が発案して実施しております」
と責任の所在を濁し、
「詳細は研究のオリジナリティと論文作成のためお話しすることはできません」
と、一切の回答を避けた。
“他の研究者”とは誰なのか。

周辺取材を重ね、それがこの4月に信州大の准教授から関東圏の新設大学の教授職に転出したA氏であることを突き止めた。

実験担当者の供述
去る6月3日、再三再四の申し入れに対し、ようやく取材に応じたA氏は、耳を疑うような発言をした。

「他のワクチンを打ったマウスでも緑に染まりますよ」

A氏が語ったことの詳細は、Wedge7月号をご覧頂きたいが、そのポイントをまとめると次のようになる。

1.示された画像は、子宮頸がんワクチンを打ったマウスのものではなく、遺伝子異常のある特殊なマウスに、ヒト換算で100倍もの量のワクチンを接種して採取した血清(血液の液体成分)を、正常マウスの脳にふりかけて得たものであった。

2.使用したのは、飼っているだけで数カ月もすれば加齢により神経細胞死が生じる特異なマウス
また、ワクチンを打っていなくても自己抗体(異物ではなく自分を攻撃する異常な免疫)が生じるマウスであった。

3.つまり、光っていたのは脳に反応して沈着した自己抗体ではなく、異常マウスから採った血清に含まれていた自己抗体。そのため、子宮頸がんワクチン以外のワクチンでも、また生理食塩水であっても、強く緑に光る画像はいくつもあった

4.子宮頸がんワクチンだけが光った画像とグラフは、数あるマウスの脳切片の1つ(N=1)にたまたま起きた状態である。
科学的な意義は限りなくゼロに近い。

しかし、池田教授はこの組み合わせのスライドだけを選んで公表した。

5.この実験の結果がどうであれ、子宮頸がんワクチン接種後に脳神経障害が生じているとする少女たちの症状に結び付けて考えることは一切できない。

別のマウスに”ふりかけた”

 人間には血液脳関門(blood-brain barrier、 BBB)と呼ばれる、脳の神経細胞を有害な物質から守るための関所のような組織がある。
血管は人間の体に様々な物質を運ぶ役目をするが、生命の中枢である脳だけは、血管との間に強固なバリア機構があり、血管が通っているからと言ってどんな物質でも脳に届くわけではない。

 脳の障害を疑うという子宮頸がんワクチン副反応問題でも、ワクチン薬剤が本当にBBBを越え、脳に何らかの影響を及ぼしているのかが最大の争点となっていた。

 しかし、実験では、もともと極めて自己抗体のできやすいノックアウトマウスに、子宮頸がんワクチンをはじめとする各ワクチンを接種し、血清(血液の液体成分)を採取。その血清を、別の正常マウスの脳切片にふりかけて撮った画像なのだという。

実験者は、ワクチン薬剤がそう易々とBBBを越えないことは十分承知していたのだろう。

 そのため、

自己抗体を生じさせた別の異常マウスからわざわざ血清を採取し、正常なマウスの脳切片にふりかけたのだ。

(略)

A氏とのやり取りは次の通りだ。

筆者「TBSのニュース23で池田先生が何て言ったかというのを読み上げると、明らかに脳に障害が起きていて…」
A氏「起こらない!

筆者「こういう脳障害が起きている患者の共通した客観的な所見が提示されている」
A氏「ない!ですね。ぜんぜん」

筆者「今後、仮にこの実験が完成したとしても、子宮頸がんワクチンを打った少女の脳に障害が起きている話と結びつけるには飛躍がありますよね」
A氏「飛躍はあるし、リンケージ(関連)はないですよ、何もないですよ!

筆者「子宮頸がんワクチンによってできた自己抗体が、ワクチンを打ったマウスの脳に沈着したということにもならないですよね?」
A氏「その証拠は取れていません

明らかな意図

 池田教授がいいデータを出せと指示したのか。
A氏自らがチャンピオンデータを出したのか——。
A氏によれば、実験について池田教授に説明したのは昨年12月28日の1時間ほどの一度きりだという。

 A氏とは、池田教授への説明に使ったという、A氏の立場を証明することになるオリジナルのスライドを見せてもらう約束で別れた。

 しかし、「今日中に送ります」と言ったスライドは翌日になっても届かず、リマインドのメールを送っても返事がない。
非通知でかけた電話にやっと出たが「確認して送るところです」と言ったきり、連絡がつかなくなった。
最終的には、編集部からの電話を「出す必要ない」とだけ言って一方的に切ったという。

 A氏は、N=1であることも、脳切片と血清の出所が別であることも、他のワクチンでも緑色に染まることも、問わなければ答えなかった。

 ではなぜ「飛躍があり、リンケージもない」とA氏自らが認める実験が、計画され、実施されたのか。

そして、何百万人という人が視聴する主要ニュース番組を通じて、池田教授があのような発表を行ったのか――。

 不自然な実験内容、池田教授のテレビでの表現、すぐ出せるはずのオリジナルスライドを一切出さなかったことなどを総合すると、これは

子宮頸がんワクチンを打ったマウスの脳に障害が起きた」と言うために造られた実験であり、“捏造の意図”があったと結論付けざるを得ない。

(略)

 ウェブへの転載にあたり、A氏に追加の質問と、抗議や加筆すべき点を訊ねるメールを送った。

A氏からの返信は以下のとおりだ。

村中先生
御世話になっております。
私といたしましては、先日御会いした際、御話しをした内容が真実で、だいたい全てです。

信州大学医学部産婦人科講座といたしまして、「子宮頸がんワクチンの接種」には賛成です。

ただ、ごく一部で、同ワクチン接種後に、副作用が認められます。
これが、何かしらの遺伝的素因が原因かもしれません。
ですので、自己免疫疾患の素因を有するマウスを用いて検討を行っておりますが、まだ、パイロット実験の状態で、有意差を認められるような結果は得られていません。
将来、何かしらの情報が得られれば、医療機関で同ワクチン接種の際、付加コメントが出来れば良いかと思っています。
宜しく御願い致します。
A

 Wedge編集部は7月号発売直前の6月17日、厚労省担当課に記事の内容を説明しに行った際に、池田修一教授から厚労省に対し電話が入ったと耳にしたという。
ウェッジは人権侵害である」と池田教授は言ったそうだ

 編集部は、
「このような方が副学長、医学部長の任にあることは大きな問題であると考えます。大学として何らかの措置をとられるべきではないかと存じます」
との手紙を添えて、信州大の学長宛てにWedge7月号を6月17日午前着の宅配便で送付している。
学長に呼び出された池田修一教授は、このような手紙を学長に送ることは人権侵害だと言っているらしい。

 記事で問われた実験内容については一切のコメントなく、人権侵害だという怒りの電話をなぜか厚労省にかける池田修一教授。
何が人権侵害なのか不明だが、万が一そうだとしても、言うべき相手は編集部だろう。

 編集部は、池田修一教授にも同日着でWedge7月号を届けている。
「先日は当方の取材に対して誠実なご回答がいただけませんでしたが、どういうお考えでこのようなことをなさったのか、ぜひ改めてきちんとお答えいただけないでしょうか」
という手紙を添えて。

 まもなく1週間が経つが、池田教授からリアクションはない。

 それぞれの立場と動機から、捏造に手を染める研究者たち

——これが国費を投じた子宮頸がんワクチン薬害研究班の実態だ。

子宮頸がん罹患リスクを負ったワクチン未接種の少女たちとワクチンに人生を奪われたと苦しむ少女たちの未来は、こんな大人たちの手に委ねられている。

というわけで、マウスの実験などは、

国費を投じた子宮頸がんワクチン薬害研究班の捏造だったというわけですね。
しかし、こんなねつ造をして誰が喜ぶんでしょうか。。。
普通の研究者ならすぐに怪しいと見抜けちゃうのに。。。

ってなわけで、

厚労省だからとか、医学部長だからとか、教授だからとかっていう「肩書き」で人を判断するのはやめましょう。
特に、科学的な知見においては、肩書きで判断するとえらい目にあいますよ。

ワクチンの問題

2015.2.20 発行の私のメルマガno.90より、「問題は量なんです」というエントリーを少し紹介します。

(略)
もう一つ、質問をいただいております。

「ワクチンの問題」 

(リンク切れ)www.facebook.com/satoru.utsumi
こんなん送ってくる友人がいるのですが実際どうなんですか?
また、この人は信用できますか?

とのことです。
フェイスブックの記事で出回っているようです。

この内海さんというのは、ツイッターでも有名でして、「キチガイ医」というハンドルネームで活動してます。
アカウントは @touyoui です。

専門は消化器科で、東洋医学を信仰しており、
ワクチンや薬は必要ない!
などというツイートをしております。

また、自分の意見に反する人には罵倒を繰り返します。
なので、あまりかかわらないほうがいいです。
関わって、精神を病んでしまった患者も多々おります。

また、彼は専門でない分野にも意見するため、その場合、知識が欠乏していることが多く、嘘をいう事が多いです。
彼のブログはこれです。
まあ、読む必要はないと思いますが。。。

ワクチンについては、私のメルマガNo.33 ワクチンって危険なの? にその作用機序を書いております。
ので、気になるかたはもう一度読んでみてください。(ステマ)
サルでもわかる 子宮頸がんワクチン問題(1)
サルでもわかる 子宮頸がんワクチン問題(2)に書いた内容です。)

(略)

インフルエンザワクチン

インフルエンザは毎年、流行になる型が違います。
インフルエンザワクチンは、流行になるだろう型を先読みしてワクチンを作って、それを接種するものです。
流行の型が当たれば、インフルエンザに感染しても症状が弱くすみます。

インフルエンザワクチンをうっても感染しないわけじゃないのです。

あくまでも、症状を弱くするものですので、人によっては感染したことに気付かずに済むこともあります。

また、

子供たちがたくさんいるような幼稚園や保育園、小学校などでは、子供たちに感染させないようにするために教師がワクチンを接種するのは必須

です。
昔は、義務で集団接種していたのですが、その副反応が問題となり、現在は任意接種になっています。
副反応と言っても、死ぬようなことはめったにありません。
ちょっと腫れたりするだけでもギャーギャー騒ぐ人が多くなったようです。
任意接種になったおかげで、自分でお金を払わないと接種できなくなりました。
わざわざお金を払って接種する必要性があるか?というと、そこは、個人の判断となります。

集団接種から任意接種になった結果、高齢者や幼児のインフルエンザによる死亡数が多くなった

というデータが報告されています。

インフルエンザワクチンを接種するということは、自分がインフルエンザにかかるのを予防するためだけじゃなくて、インフルエンザの蔓延を防ぎ子供やお年寄りの死亡者を減らすことができるということです。

身近に高齢者、幼児、妊婦さん、慢性疾患の家族がいるような人は、その方たちのためにもインフルエンザワクチンを打つことが一番合理的な選択だと思います。

子宮頸ガンワクチン

子宮頸ガンワクチンは危険です!っていう人がたくさんいます。
それは何故でしょうか?

子宮頸がんの原因となるヒトパピローマウイルスは、主に性交渉によって感染します。
そして、既に感染してしまった人がワクチンを接種しても、効果はないとされています。

なので、性交経験のない女の子への接種が推奨されています。
小学校6年生や中学校一年生の女性の接種が一般的です。

すでに体験済みの女の子で、ヒトパピローマウイルスに感染している場合、ワクチンを打っても効果はありませんし、癌になる確率が上がる場合があります。
また、副反応が出る場合があります。

なので、きちんと問診を受ける必要がありますね。
処女だ!と嘘をついて接種するとえらいことになります。

また、中学の時にワクチンを接種しても、その効果は10年くらいしか持ちませんので(6年が推奨されている)、20歳を超えたらまた接種したほうがいいと思われます。
20歳以上の女性は、2年に1回の頻度で子宮頸がん検診を受けることが推奨されています。
ヒトパピローマウイルスは持続的な感染が数年から数十年続くと、癌になる可能性があがると言われています。
あくまでも子宮頸ガンのワクチンとは、ウイルスの感染を予防するワクチンです。
すでに感染しているウイルスには効果がありません。

ヒトパピローマウイルスに感染した女性が、男性と性交渉をして、その男性が他の女性にうつす
といったことが起きないようにするためのワクチンです。

インフルエンザもそうですけど、

ワクチンって、自分だけのためのものじゃないんですよね。

それを理解して、あとは自己判断となると思います。

子宮頸がんワクチンの接種後の副反応に関しては、最近もたくさんのメディアが報道しています。

この子たちの多くは、接種前に性交渉があったのでしょうか?
そこまで調べているんでしょうかね。

また、ワクチン反対派の中には、ワクチンの中に入っているアジュバントと言われる抗体の強さを増加させる物質が危険だ!とか言ってる人がたくさんいます。
そう言っている人に限って、無知なわけですね。

私も、ウサギで抗体を作る時は普通にアジュバントを入れてました。
アジュバントを入れないと、役に立たない抗体ができてしまったりすることもあります。
その場合、うさぎさんがかわいそうですね。
役に立たずに死んじゃうわけですから。。。

世界では、子宮頸がんワクチンによってたくさんの人の命を救ったとして、ノーベル賞級の表彰された人もいます。

子宮頸がんを起こすHPVの予防接種に米医学賞
ヒトパピローマウイルス(HPV)のワクチン開発に関わった研究者2人が、国際的な医学賞に選ばれました。
有名医学誌は相次いで関連記事を掲載しています。

HPVワクチンの歴史と今後

アメリカ国立がん研究所に所属する研究者のダグラス・ルイとジョン・シラーが、2017年のラスカー・ドゥベーキー臨床医学研究賞に選ばれました。
HPVワクチンの開発を可能にした技術的進歩が理由とされています。
両氏は受賞にあたって自ら医学誌『JAMA』に寄稿し、背景などを説明しています。

HPVの感染を防ぐワクチンの登場

HPVの感染は子宮頸がんにつながるとされ、子宮頸がん予防の目的でHPVに対するワクチンが使われています。
HPVワクチンの実現を目指す動きは、ルイ、シラー両氏が関わったいくつかの研究によって1990年代に大きく進歩しました。

ワクチンが実現し、人間で効果を試した試験では、HPV16型を標的としたワクチンによって、ワクチンを打たなかった765人のうち41人が研究期間にHPV16に感染しましたが、ワクチンを打ったグループでは768人のうち1人もHPV16に感染した人がいませんでした。

新しいワクチンと用量の検討

その後、HPV16型だけでなく18型も標的とする2価ワクチン、さらに6型と11型を狙う4価ワクチン、加えて5種類の型も標的とする9価ワクチンが相次いで開発され、普及に至りました。

HPVワクチンは従来、6か月間に3回の注射として使用することとされています。
しかし、最近の研究では2回の注射でも体に抗体を作らせることができるといった結果が出ています。
ルイ、シラー両氏は寄稿の中で、1回の注射でも予防効果が現れる可能性に言及しています。

世界の反響

ラスカー・ドゥベーキー臨床医学研究賞は、通称「ラスカー賞」と呼ばれるアルバート・ラスカー医学研究賞の一部門です。
ラスカー賞受賞者がのちにノーベル賞を受賞した例も多く、世界的に権威ある賞とみなされています。

『JAMA』とともに世界で広く支持されている医学誌『Lancet』も、ラスカー賞の関連記事を掲載し、HPVワクチンの研究にも触れています。

日本ではHPVワクチンは「子宮頸がん予防ワクチン」として定期接種に加えられましたが、2017年9月時点では「積極的な接種勧奨の差し控え」という扱いとされ、対象年齢の大多数に届くには至っていません。
今後の情報と議論によって方針が変わることも考えられます。

HPVワクチンは医学の歴史の中で大きな成果と考えられています。
子宮頸がんの予防として世界をどのように変えることができるのか、注射回数を減らす可能性などを含め、今後も注目され続けていくでしょう。

これくらい素晴らしい発見であるワクチンへの理解ができない人々に対して、科学者は怒っています。

怒った科学者が無学なインターネットのコメントを検索してワクチン反対派に怒りの書き込み!Angry scientist finds an uneducated internet comment and delivers an epic response…

英語です。
訳してくれた神がいますので、日本語で読みたい人はこっちを。

「怒れる科学者が反ワクチンのバカなカキコミに怒涛のレス」を訳してみた

ワクチンを危険なものだと思っていた人が、危険じゃないとわかったという経験がまとめられていますので、こちらもぜひ。
「ワクチン危険!じゃないんだ」と気付いて予防接種を受け直した経験

おわりに

私は生物学者のはしくれなので、生物に起こる現象については、疑問に思ったらなんでも調べます
そしてそれが、「科学的か?論理的か?」を見分けることができます。
この能力のおかげで、普通の人が悩むようなことも、即断できたりします。
生物学、めっちゃ役に立つし、面白いですよ。
お金にはなりませんけどね。。。

人に説明するときには、科学的に正しいことでも、その人が理解できるかどうか?を見分けないといけません。

放射能が怖い!1ベクレルでも危険!っていっている人に、

「いや、あなたの体の中にも数千ベクレルありますよね?それは怖くないんですか?」

とかって正論で返しても、科学的思考能力に乏しい人には、馬鹿にされたような感情しかわかず、相手は、「ムキー!」ってなって、最終的には敵になっちゃうだけなんですね。

理解してもらうには、土台となる基礎から説明しなくちゃなんないんですが、それがまた、私には非常にめんどくさいわけです。
このブログも、もっとわかりやすく書けたらいいんですが、私の能力ではこれが限界です。

それともう一つ、生物学や科学をやっていると、ある程度の未来が予測できるようになります
それは、超能力ではなく、物理学的な論理と経験、推測から成り立つものです。
例えば、福一事故ででた放射能の被害。
私は当初から、なんにも起こらない。
と予測しておりました。
それは、当メルマガを読んでもらっている人ならわかると思います。

甲状腺ガンに関しても、「検査すればするほど甲状腺がんが見つかる」わけですが、それは「甲状腺がんでの死亡の増加にはつながらない。
っていうのも、
「放射線で起きた甲状腺癌であるならば遺伝子検査すればわかる。」
ってのも、予想通りになっております。

また、
「汚染土の処理に困るから、混ぜて、濃度を薄めた方がいい。」
っていうのも最初から言ってました。

「汚染水も問題になるので、タンカーに乗せて、公海上で少しづつ流せばいい。」
っていうのも言ってました。

「原発もどうせ再稼働するんだからやるんなら早くしろ」

っていうのも言ってました。
こういうのは、だいたい予測できるんです。

子宮頸がんワクチンを打っていないこの空白の二年半に当てはまっちゃった人は、うっている年代の人と比較して、将来の子宮頸がんが激増することを予測しておきます。

あと、子宮頸がんワクチンの接種がもうすぐ再開されると思いますが、その際には、男性にも子宮頸がんワクチンの接種が始まると思いますよ。
だって、男性もヒトパピローマウイルスに感染しますし、それを女性にうつしますからね。

サルでもわかる 子宮頸がんワクチン問題(1)
サルでもわかる 子宮頸がんワクチン問題(2)
サルでもわかる 子宮頸がんワクチン問題(3)


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