サルでもわかる 子宮頸がんワクチン問題(2)

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サルでもわかる 子宮頸がんワクチン問題(2)

2017-09-27

サルでもわかる 子宮頸がんワクチン問題(1)からの続き

必ず上記のエントリーを読んでからお読みください。
でないと、あらぬ誤解を生じる可能性があります。

*このエントリーは、私のメルマガ
no.33「ワクチンって危険なの?」2013.12.20 発行
no.90「問題は量なんです」2015.2.20 発行 
no.131「子宮頸がんワクチンはうつべきなの?」2015.12.25 発行
no.142「子宮頸がんワクチンに遺伝子型が関与?」2016.3.18 発行
を合わせて、最新の知見もふまえて加筆、修正したものです。

Contents

子宮頸がんワクチンの副反応はどのようなメカニズムで出るのか?

子宮頸がんワクチンによるギラン・バレー症候群以外の可能性

しかし、性交渉もしてないし、垂直感染もしていないのに、サルでもわかる 子宮頸がんワクチン問題(1)で紹介したこの記事のような重篤な症状が出た!と主張する人が「たくさん」います。
10万人に1人は何もしてなくてもギラン・バレー症候群になっちゃうわけですが、それよりも多くの人が、「子宮頸がんワクチンの副反応が出た!」と訴えるわけです。
他国では、同じ子宮頸がんワクチンをうって、こんな症状が出た人はいないのに、日本ではこのような症状を訴える人が多発しております。

なんでか?

実は、これが、先の記事で医者が言った

これは精神的なもの

の正体なんですね。

子宮頸がんワクチンとは、全く関係のないもの

なわけです。

子宮頸がんワクチンの精神的な副反応

ここに面白い記事があります。
ちょっと長いですが、重要なので見てください。

あの激しいけいれんは本当に子宮頸がんワクチンの副反応なのか
日本発「薬害騒動」の真相(前篇)
2015年10月20日(Tue)  村中璃子 (医師・ジャーナリスト)

いずれもこの年齢の少女たちによく見られる症例ですね

ある冊子に記載された患者たちの症状や経過だけを見た場合、どういう考えを持つかという質問に対し、複数の小児科医・神経内科医・精神科医から寄せられた回答である。

ひとつひとつの症例についてコメントや解説をつけてくれた医師もいた。

 この冊子は全国子宮頸がんワクチン被害者連絡会・薬害対策弁護士連絡会・薬害オンブズパースン会議の3団体が昨年5月末に出版した「子宮頸がんワクチン副反応被害報告集」。
弁護士が“被害者”本人およびその保護者に聴取した内容を記したものだ。

 今年に入ってから“被害者”に関するいくつかの書籍も出版されている。
“被害者”の少女たちの症状は実に多彩だが、特に神経疾患を思わせる症状についての記述はどれも強烈だ。
繰り返し起きる手足や全身のけいれん、「自分の意志とは無関係に起きる」という不随意運動、歩けない、階段が登れない、時計 が読めない、計算ができない、そして、ついには母親の名前すら分からなくなった……。
 いずれも「ワクチンのせいだ」と思って読めば、読者は絶句し、ワクチンへの恐怖心を募らせるに違いない

 しかも、“被害者”はなぜか「元気でやりたいことのたくさんあった、学校でもリーダー的役割を担っていた少女」ばかり
部活の部長、副部長、キャプテン、副キャプテン、生徒会長、コンクールで優勝した……。
小さいころからスポーツや楽器などの習い事を続けてきた子も多い。
その子供たちが「やりたかったことを実現するための未来をワクチンに奪われた」。
 去る9月17日、専門家らによる厚生労働省のワクチン副反応検討部会が行われた。
子宮頸がんワクチンについて議論したのは1年2カ月ぶり。

 部会は今回も「ワクチンによる重篤な副反応の多くは心的なものが引き起こす身体の症状」との見解は覆さなかったが、「積極的な接種勧奨の差し控え」という奇妙な日本語の判断も継続するとした。

差し控えにより接種率はかつての7割から数%にまで落ち込んでいる。

口に出せなくなった大多数のまっとうな医師たちの考え

 回答を寄せてくれた医師の中には、子宮頸がんワクチン接種後の少女たちを診察した経験のある医師もいた。
 児童精神の専門医は「“精神科”と聞くだけで強い拒絶や怒りの反応を示す子もいるので、神経内科の先生の方でずっと診てもらうこともあります」と言った。
神経内科医は「辛いのは症状を抱えた子供たち。ワクチンのせいであってもなくても良くなればいいでしょう?」と応じた。
いずれも報告書や書籍に登場する、ふんぞり返って「気のせい」「演技では」「詐病だ」と断じる傲慢な医師たちの印象とは程遠い。

多くの小児科医や精神科医によれば、子宮頸がんワクチンが導入される前からこの年齢のこういう症状の子供たちはいくらでも診ていた

しかし、今ではもう何でもワクチンのせいということになっていて、大多数のまっとうな医者の普通の判断を言うことがまるで「弱者への暴力」であるかのような雰囲気になっている。

 テレビでも繰り返し放送されたあの激しいけいれん症状
手足をばたつかせて立ち上がることもできなくなった苦悶状の表情をした少女たち。

ワクチンのせいでないとすれば、いったい少女たちは何に苦しめられ、何に苦しんでいるのだろうか

 ある病院を訪れたのは

子宮頸がんワクチン接種後、「毎日午後3時になると必ずけいれんを起こすようになった」という少女とその母親

だった。
脳波、CT、MRI、採血と一通りの検査を実施したが異常は見つからない。
「異常はないようですが発作の状態を確認しましょう」。

3時になると言っていたとおり 発作は起きたが、やはり脳波には異常がない

「では、入院して検査しながらもう少し様子を見ましょうか」。
入院させたのは、時計がなくビデオカメラのついた病室だった。

午後3時のけいれんは「ピタッと止まった」

「症状が少しおさまったようでよかったですね」
医師はこれが脳や神経の病気ではなく、心因性のものであることを伝えた。
ところが、母親は喜ぶどころか顔色を変えて言った。

「これだけのけいれんがあるのに、また心の問題に過ぎないって言うんですか? この子に何の問題があるって言うんです
うちは家族も仲がいいし、この子は友達も多く学校でも元気にやっていたのに……」。

 少女の症状を説明するのも母親なら医師の説明に応じるのも母親だ。
中学生や高校生と言えば自分の症状を説明するには十分な年齢だが、体調不良の原因をワクチンだと疑って受診する母娘では母親が前面に出てくるケースが多い

 「偽発作(Pseudo seizure)というんですが、心の葛藤やストレスが引き金となって手足をばたつかせたり全身をくねらせたりと、けいれんのような動きを見せる患者さんがいます。
私が勤めていた頃も“けいれんは伝染する”と言いましたよ。
決して詐病というわけではないのですが、一人がけいれんすると同じ部屋の子供は真似して皆似たような動きをする
隣の部屋でも同じことが起きて、部屋ごとに別々のけいれんが流行するんです」。

ワクチン導入以前に、神経疾患や重症の心身障害の患者が全国から集まる専門病院に勤務していた小児科医は言った。

元々たくさんいた「アルプスの少女ハイジ」のクララ

 こうした症状が、大人にとってトラブルの少ないいわゆる「いい子」に多く見られるのは、決して不思議なことではない。
背景には「過剰適応」と呼ばれる精神状態がある。

期待に応えたいという思いや認められたいという思いが強く、自分の欲求や不満を適切に言葉で表現することが出来ない少女たちは自覚のあるなしにかかわらず、身体でそれを表現することもあるのだ。

(略)

思春期まっただなかの、親や友達からのプレッシャーが重くのしかかっている少女が、何らかのきっかけでそのプレッシャーから解放されたいと願った時、「子宮頸がんワクチンで、けいれんが起こった!」ということを知れば、身体がそれに反応してしまい、その子にもけいれんが伝染するんです。

誰かがくしゃみをすると、自分もくしゃみがでる。
っていうのとおんなじなんですね。
少女からすれば、決して、嘘ではないんです。

「学校を休みたいから体温計の温度をこすって熱があるように見せる。」
とかいう詐病(さびょう)とは違って、本当に、精神的に困っているから引き起こされる病気なんですね。

こういう少女は、親がモンペアだったりするケースが多いんですね。。。
なので、親がアレの子どもが、子宮頸がんワクチンを打つかどうか迷っているんならば、やめとけ!と、やめさせた方がいいです。。。

だってもし、その子供がこんな症状になって、子宮頸がんワクチン反対!なんて運動を起こすようならば、その運動がきっかけで子宮頸がんワクチンをうてなくて、将来、子宮頸ガンで死ぬ人がかわいそうですから。

子宮頸がんワクチンってのは、10万人に1人とかの副反応が出ます。
でも、誰に出るかはわからない
その子宮頸がんワクチンを打つことによって、たくさんの人が助かるわけですが、自分の子どもが助かるとは限らないわけです。
副反応で苦しむことになるかもしれないんです。
人類全体のことを考えるか、自分のことだけを考えるか。の違いです。
自分のことだけを考えるようなアレな親とかには、それ相応のリスクを背負ってもらった方が全体としての利益につながる場合もあるわけです。

大人が作る子宮頸がんワクチン薬害説

子宮頸がんワクチンの薬害説は、実は、大人が作っている可能性もあるんですね。
実際には、「ワクチン自体には何の害がないにもかかわらず」です。
その例が先ほどの記事の続きにありますので、それを紹介します。

子宮頸がんワクチン薬害説にサイエンスはあるか
日本発「薬害騒動」の真相(中篇)
2015年10月21日(Wed)  村中璃子 (医師・ジャーナリスト)

(略)

仮説に仮説を重ねて「病気」をつくる医師たち

HANSとは、14年に入ってから西岡氏らが提唱している「子宮頸がんワクチン関連神経免疫異常症候群」の略称で、子宮頸がんワクチンを接種した人に起きたと“考えられる”免疫異常を指す。

痛みや疲労感、神経・精神症状、月経異常や自律神経障害、髄液異常などありとあらゆる症状を引き起こしており、今の検査技術では証明できないが脳内で起きている異常と“しか考えられない”病態だという。

 すなわち、

HANSという「免疫異常」の存在も仮説なら、その機序も仮説。
実体のあるものが何もないのだ。

世界の医学界が科学的エビデンスに基づく医療を原則とする中、この議論を鵜呑みにする専門家は少ない。

 しかも、HANSの定義は「接種から経過した時間は問わない」とされ、接種後3年以上も経って症状が出てきた患者なども含めるのでさらに戸惑う。
極端なことを言えば10代でワクチンを打った少女が60代で自律神経障害を来した場合、それもHANSということになってしまうからだ。

(略)

悪魔の証明に乗り「被害者」と共依存する「専門家」

 学会なのに有意なデータは提出されず、脳機能の説明とそれに基づく仮説だけが語られることに、医師である筆者も驚く。
これでは専門家が議論するための会合ではなく、一般向けシンポジウムだ。
去年も今年も開かれたが、学会でわざわざメディア向けセッションが設けられるのも珍しい。

「患者さんたちは本当に気の毒だと思います。けれど、HANSはワクチンを打った後に起きたというだけで、接種からどんなに時間が経っていても、 脈絡のないすべての症状をひっくるめて一つの病気だというんでしょ? 
それなら便秘でも発熱でも、ワクチンを打った後で起きたら何でもHANSだということになってしまう。
しかも、エビデンスはないけどワクチンのせいだと言われたら、ただ黙っているしかないですよ。
ないことを証明する『悪魔の証明』はできませんからね。横田先生は悪い人ではないのでしょうが、かなり迷惑しています」

小児科学会理事のある医師は言った。

 「そんなに危ないというのなら、小児科学会や理事会に来てお話ししてくださいと何度も言ってるんですが、絶対に来ません。
一般人やマスコミは納得させられても、同僚の小児科専門医たちを納得させる自信がないからでしょう。
横田先生の医局の人たちも恥ずかしいとか言っていますよ。
マスコミはそれなりの肩書の人が自信をもって言えば、言われたとおりに書いてしまいますよね」

かつての横田氏は、小児科学会の会長としてヒブワクチン承認を推進するなどワクチン推進の立場にいた
しかし、西岡氏と子宮頸がんワクチンに出会ってからは反対派に転向した。

筆者が「先生はなぜ小児科学会などもっと多くの専門家が集まる学会でお話しされないのですか」と尋ねると「小児科学会、アレは日本最大のワクチン利益団体だからね」と笑顔で答えた。

 現在、厚労省は子宮頸がんワクチン接種にまつわる診療相談体制として全国70の協力医療機関を指定しているが、その一つである横浜市立大学附属病院を訪れている患者は現在61人。
横田氏は大学を離れた身だが一人で全員を診ているという。

「小児科は子供ではなく母親の相手」と言われることもあるように、小児科医である横田氏の物腰は柔らかく、わかりやすい話をするのも上手い。
「優しいお医者さん」といった印象で、患者家族や記者にも大変な人気だ。

 しかし、科学的であることと分かりやすく優しいことは別だ。

 「僕は横田先生とは専門が違うので考え方が違うのかもしれませんが、ワクチン外来に来たからといってその患者さんが全員ワクチンのせいで病気になったと考えるのはさすがにどうかと……」と言葉を濁らせる横浜市立大学の医局員もいる。

一般の人は学会の理事長や会長、有名医大の教授などと聞けば、彼らの意見が学会や医局を代表する意見であるという印象を持つかもしれない。
しかし、理事長選や教授選は政治の世界でもある。
また、学会発表は会費を払い、資格さえあれば誰でも行えるので、学会発表しただけでは科学的信頼性があるとも言えない

 研究内容が科学的に意味のあるものとして初めて認められるのは、データを積み上げ、仮説を立証し、査読者のいる医学雑誌にそれが受理された時である。

STAP細胞はあります」と涙ながらに主張しても、立証できなければ科学的意味がないことについては読者もよくご存じだろう。

 HANSの特徴は「数多くの症状があり、それが出たり入ったりすること」。
1人で100を超える症状が現れる症例もあるという。
 しかし、例えば、世界の精神医療のスタンダードDSM-Ⅳ(米国精神医学会発行の「精神障害の診断・統計マニュアル」第4版)に掲載されている身体表現性障害の症状も実に多彩だ。

 異なる部位の体の痛み、下痢・嘔吐・便秘などの消化器症状、月経不順を含む性的症状、運動麻痺・平衡障害・麻痺・脱力・けいれんなどの転換性障害、記憶障害などの解離性症状、意識喪失・幻覚などの偽神経学的症状などがあり、HANSで中枢神経(脳や脊髄のこと)に由来する症状として挙げられているものとよく重なる。

 DSM-Ⅳが出されたのは94年。

06年に子宮頸がんワクチンが登場する10年以上前から、このような症状の患者はいたことがわかる。

(略)

ワクチンがあれば必ず現れる宗教・サプリ・民間療法

 例えば、昨年の線維筋痛症学会では、「世界日報」の腕章をつけた記者が最前列で写真を撮るなど目立つ行動をとっていた。
世界日報は、世界基督教統 一神霊協会(統一協会、8月に世界平和統一家庭連合と改称)と関係が深いと報じられてきたメディアである。
全国子宮頸がんワクチン被害者連絡会神奈川県支部は、今年8月30日、日本ホメオパシー医学協会から講師を招いて勉強会を行っている。

 2012年には、婚前の性交渉を否定する同教団との関係が噂される女性国会議員が、「性の乱れを助長する」としてワクチン導入に猛反対。
この議員は以前より、避妊を含めた性教育にも反対していた。

 ステロイド・パルスならぬビタミン・パルス療法なるものを提供するクリニックも登場した。
ビタミン剤を大量投与すると脳の血流が改善するのだそうで、黒川祥子著「子宮頸がんワクチン、副反応と闘う少女とその母たち」(集英社)に登場する

ワクチンのせいで化学物質過敏症と電磁波過敏症になった」という少女の母親によれば「ビタミンの点滴が1回1万5千円、パルスで入院すると10万円」。
少女の場合、月4回のビタミンの他に様々なサプリも飲んでいるので月10万円はかかる

 その他、人気があるのは、酵素ジュース酵素風呂整体カイロプラクティックなど。
副腎を鍛える整体(1回1万円)もあり、核酸・水素サプリ (月3万円)、ミドリムシ・ビタミン(月1万円)、
マコモ茶・麦茶(月1万円)やデトックス水(1本5000円)にたどりついたケースもある。

 そして、最近口コミで患者が殺到しているのが、喉の奥(上咽頭)を綿棒で刺激するだけで、なぜか少女たちの症状が改善したという「Bスポット療法」だ。

簡易な治療法だが、遠方からの患者は入院させて様子を見るらしい。
先日行われた学会発表の演題は「内科疾患における上咽頭処置の重要性:今、またブレイクスルーの予感」。
Bスポットという名称も学会演題も週刊誌を彷彿させる。

 ワクチンをめぐり、こうした人々が登場するのは日本に限ったことではない。
医学専門誌「Vaccine」に掲載された分析によれば、反ワクチンを謳うウェブサイトには、ホメオパシーなど代替医療の紹介や広告、宗教的・倫理的に許されないといった言説、データや統計のない主張などが溢れている。

 注射で人工的に免疫を付与するワクチンは毒だといった自然志向、ワクチンを受けない権利や受けさせない権利といった市民権絡みの話もよくある

ワクチンを勧める国や専門家、接種する医師が金や権力と結びついて儲けているといった陰謀論は必ずと言っていいほど出てくる。

 また、言うまでもなく医療訴訟は弁護士にとっては大きなビジネスチャンスだ。
中でも薬害訴訟は国やメーカーを相手に巨額のリターンが見込まれるため、アメリカでは薬害訴訟に特化した弁護士事務所もあるほどである。

(略)

もう、宗教ですね。
科学的根拠がないのに、科学的根拠があるように見せかけて、医療行為を行うのは、はっきり言って、人災ですね。
風邪でもないのに、高額な風邪薬を買わせて、毎日飲むように!と指示をするのと同じです。
医師免許を持っていながら、非科学的な処方を行う医者は、結構たくさん存在します
気を付けてくださいね。
医師なんて、頭が良ければなれますんで。。。

こういう、エセ科学療法にひっかかる人は、本物の科学者や医者を見つけられなかったかわいそうな人たちなのですが、見つけられなかったのは、自業自得なところもあります。

水素水とか、高濃度ビタミンとかが出てきたら怪しい!と思って大丈夫です。

このメルマガを面白おかしく読めてる人は大丈夫だと思いますので、安心してください。

というわけで、私が何度も言ってきたことが、ちゃんとした医者による記事になりました。
これ読めば、たいていの人は理解できますよね。。。

ワクチンの接種が騒がれるのは二回目

実は、子宮頸がんワクチンに害ガー!って言われる以前にも同じように危険だ!って騒がれたワクチンがありました。
そのワクチンとは、新三種混合ワクチンです。
1998年、はしか、おたふくかぜ、風疹を予防する新三種混合ワクチン(MMRワクチン)を接種すると自閉症になる!という論文が、「ランセット」という科学雑誌に載りました。
これにより、世界中が大騒ぎとなり、イギリス・アメリカ合衆国・カナダ・オーストラリア・ニュージーランド、イタリアなどで、ワクチン接種が激減し、はしかにかかる子供が急増しました。
このワクチンを作っていた製薬会社は大損害となりました。
そして、

このワクチンと自閉症の因果関係を詳細に調べた結果、なんら因果関係はありませんでした

なんと、

論文を出した医師が、データをねつ造しており、ウソだった

のです。
2010年には論文が撤回され、その医師は医師免許はく奪となりました。

ちなみに、2000年当時、全世界でのはしかでの死亡数は733,000人でした。
はしかのワクチンが接種されてからは、死亡者が78%減少し、2008年には164,000人に減少しました。

はしかワクチンにはこれぐらいの予防効果があるんですね。
この論文をねつ造した医師は恐怖をあおり、たくさんの人を死に追いやったわけです。
マジ、殺人鬼ですね。。。

今回の子宮頸がんワクチンにおいても、日本では接種の推奨が中止されております。
理由は、

子宮頸がんワクチンをうったら、科学的根拠はないけども、何らかの病気が出た!と医者が騒いだから

です。
日本において、

年間3000人の死亡者がいる子宮頸がんは、子宮頸がんワクチンをうてば150人程度となる

のに、それを阻止しているわけですね。

これから子供を産んで育てていく世代の女性の2850人の命を毎年奪っている

わけです。

まあ、もう少ししたらこの医者がどうなるかわかります。
楽しみですね。

子宮頸がんワクチンで脳に異変が出る可能性がある。という論文が出た

と、ここまで、子宮頸がんワクチンはうつべきだ!ということを述べてきました。

しかし、先日(no.142「子宮頸がんワクチンに遺伝子型が関与?」2016.3.18 発行当時)の2016年3月16日に、

子宮頸がんワクチン接種後の健康被害を訴える少女らを診療している厚生労働省研究班代表の池田修一信州大教授(脳神経内科)が、

脳機能障害が起きている患者の8割弱で免疫システムに関わる遺伝子が同じ型であり、複数のワクチンをマウスに接種する実験で、子宮頸がんワクチンを打ったマウスの脳だけに神経細胞を攻撃する抗体が作られた

という研究成果を発表しました。

これにより、子宮頸がんワクチンが脳に何らかの悪さをして、身体機能に影響を及ぼす可能性が出てきました!

この研究が事実なら、本当に子宮頸がんワクチンの害があるかもしれないのです!!!

この研究が事実なら

この研究が事実なら

この研究が事実なら

はたして、この研究は事実なんでしょうか?

次回、サルでもわかる 子宮頸がんワクチン問題(3)では、この研究について書いてみたいと思います。

サルでもわかる 子宮頸がんワクチン問題(1)
サルでもわかる 子宮頸がんワクチン問題(2)
サルでもわかる 子宮頸がんワクチン問題(3)

追記:2017.12.11

コメントをいただきましたので、そのまま掲載しておきます。
ありがとうございます!

奄美のくろうさぎさん
コメント:3点だけ誤解を招かないかと思ってコメントを残します。

ギランバレー症候群について、4価HPVワクチンにおいてリスクの上昇は検出されないでもいいかと思います。
最新の報告の一つでは(https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/28935469)200万の接種に対して1例の報告となっています。
もしリスクの上昇があったとしても、最大で100万の接種で1例の増加と推測しています。
解説の中では、10万人に1人の年間発症率にワクチン10万接種で1例のリスク増としてあり、するとリスク2倍となり、趣旨と違うように取られかねないかと、考えますがいかがでしょう。

また、「子宮頸がんワクチンをまだ性交渉をしていないと思われる10代の初めにうつ」のは、ギランバレーのリスクの為ではなく、現在のHPVワクチンが、感染予防ワクチンであって治療ワクチンでないためです。
HPV感染の機会の前にうっておかないと効果がないためになります。
また、このワクチンは複数回の接種となっています。
2回目以降の接種は以前に感染がある状態と同じになります。
もちろん、ギランバレーのリスクとは考えていません。

ワクチンの有効期間について、
現在もフォローアップが行われており、最初期接種群では10年を超えます。
現時点で、効果が感染防御レベルいかに減衰していることを積極的に示すデータはありません(血清抗体価もモニターされてます)。
今後、先行群で抗体価がさがるようなことがあれば、ブースターワクチンの投与を検討すべきなのはその通りですが、現時点で6年ごとに再接種では過小評価になると思います。


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コメント


  1. 奄美のくろうさぎ

    3点だけ誤解を招かないかと思ってコメントを残します。

    ギランバレー症候群について、4価HPVワクチンにおいてリスクの上昇は検出されないでもいいかと思います。最新の報告の一つでは(https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/28935469)200万の接種に対して1例の報告となっています。もしリスクの上昇があったとしても、最大で100万の接種で1例の増加と推測しています。解説の中では、10万人に1人の年間発症率にワクチン10万接種で1例のリスク増としてあり、するとリスク2倍となり、趣旨と違うように取られかねないかと、考えますがいかがでしょう。

    また、「子宮頸がんワクチンをまだ性交渉をしていないと思われる10代の初めにうつ」のは、ギランバレーのリスクの為ではなく、現在のHPVワクチンが、感染予防ワクチンであって治療ワクチンでないためです。HPV感染の機会の前にうっておかないと効果がないためになります。また、このワクチンは複数回の接種となっています。2回目以降の接種は以前に感染がある状態と同じになります。もちろん、ギランバレーのリスクとは考えていません。

    ワクチンの有効期間について、
    現在もフォローアップが行われており、最初期接種群では10年を超えます。現時点で、効果が感染防御レベルいかに減衰していることを積極的に示すデータはありません(血清抗体価もモニターされてます)。今後、先行群で抗体価がさがるようなことがあれば、ブースターワクチンの投与を検討すべきなのはその通りですが、現時点で6年ごとに再接種では過小評価になると思います。

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