賢いカラスの撃退方法
2017-11-16
カ~ラ~ス~ なぜなくの?
Contents
カラスの勝手でしょ!
っていうのは、ドリフターズの志村けんの定番ギャグですね。
いやぁ、昔はよかったですね!いろいろと、自由で!
考えるカラス
カラスって賢いですね。
NHKでも考えるカラスっていう科学番組が作られるくらいに賢いです。
水を飲むために石を入れたり、
クルミを食べるためにクルミを割ったり、
ほんと、頭がいいです。
カラスは犬より賢い
体の大きさと脳の大きさの比率である「脳化指数」をみると、ヒトは0.89、イルカは0.64、チンパンジーは0.30、カラスが0.16、イヌとネコが0.14となっています。
カラスは考える力もあるようです。
ゴミをあさるカラス
よく、生ごみをあさっているカラスを見かけます。
カラスは、ゴミ捨て場を記憶しており、そこに食べ物があるとわかるとそこを狙うようになります。
狙われるようになったら、緑色のネットをしても無駄です。
食べ物が見えると、ネットをはがしてでもごみをあさります。
カラスは、人間の感じる光の三原色+紫外線を感じとれます。
カラスの好きな生肉や脂は紫外線を強く反射するので、カラスにはくっきり浮かんで見えるんですね。
カラスは、ごみをあさる前に、きちんと中身を確認してからあさりますので、中身を見えないようにするっていうのが重要です。
中身のわからないものは、怖がってあさりません。
新聞紙でゴミをくるんで捨てるっていうのも効果的なようですが、それだと中身が見えないので、ごみ収集してくれない自治体もあります。
生肉などの紫外線の反射を「見えにくくするために」紫外線を反射する特殊な黄色いゴミ袋もあります。
カラスにはゴミ袋全体が光って見えるため、どこに餌があるのかわからない状態となるわけです。
でも、ごみを出す人全員がそのゴミ袋を使わない限り、これもあまり効果がありませんよね。
ただの黄色のゴミ袋じゃあ効果はありません。
ゴミをあさるカラスの対処法
紫外線を反射する黄色いネットで囲んで、ごみを見えにくくすればいい!っていうことで、一時期黄色いネットが流行りました。
しかし、これでもちょっとでもごみ袋がはみ出していれば、カラスにとっては意味のないもののようです。
そこに餌がある!ということを学習してしまうと、つっついて、ごみ袋を確認してからあらすようになります。
うちも生ごみを荒らされる被害がありましたが、ちょっと頭をひねってすぐに対処したところ、被害が全くなくなりました。
やり方は、
カプサイシン入りの黄色いネットを使用する
これだけでした。
被害が無くなった理由は、おそらくこれです。
カラスは辛いものが嫌いです。
カラスはいつものようにやってきて、生ごみをあさろうとします。
中身はよく見えないですが、今までは食べ物があったので、ネットごと、ごみ袋をつつきます。
すると、ネットについているカプサイシンがカラスの口に入ります。
辛いものが嫌いなカラスは学習して、二度と、その場所にある黄色いネットのかぶった生ごみはあさらないようになります。
困っている人は、お試しあれ。※責任は持ちません!!!
カラスの賢さを利用する撃退方法
カラスの被害に困っている人はたくさんいますね。
カラスってのは、賢いので、その賢さを逆手に取ったやり方が効果的なのです。
CDなんかぶら下げていても、
「あ、これ、CDだわ。」
ってすぐに理解しちゃうわけです。
だから、「カラスをあほだと思っている人の考えた方法」は無意味なわけです。
カラスの賢さをきちんと理解した人は、きちんとカラスを撃退しております。
https://twitter.com/DD_kuroshio_kai/status/830047535989350402?ref_src=twsrc%5Etfw&ref_url=http%3A%2F%2Fj-town.net%2Ftokyo%2Fnews%2Flocalnews%2F239101.html
なんと、東大の研究所では、「カラス侵入禁止」って書いた紙を貼って見事にカラスを撃退しております。
なんでか?カラスは文字を読めるのか???
「カラス侵入禁止」警告文、なぜか効果 東大の研究施設
「カラス侵入禁止」。そう書いた紙をつるしたら、本当に来なくなった――。岩手県大槌町にある東大の研究施設は春になると、カラスに「警告文」を出す。研究者が放つ奇策だ。
(略)
警告文を目にした職員や学生がカラスに視線を向けたり指さしたりすることで警戒して寄りつかなくなる、ということらしい。
(略)
なんと、警告文を読んだ「人間」が、「どこにカラスいるの?」って探して、「あ!いた!」って指さすことで、カラスはいつも監視されている状態となり、寄り付けなくなった。ということでした。
これこそまさしく、カラスの賢さを利用した撃退方法ですね。