スイミーの作者が本当に伝えたかったこと

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スイミーの作者が本当に伝えたかったこと

2017-07-19

スイミーという絵本をご存知でしょうか?

アメリカのグラフィックアート界で名声を確立したオランダ出身のレオ・レオニの1963年の作品で、谷川俊太郎が翻訳し、光村図書出版の2年生用国語の教科書には1977年から掲載されている物語です。

絵本のあらすじ

兄弟たちがみんな食べられてしまう

兄弟たちはみんな赤い色をしているのに、一匹だけカラス貝よりも黒いスイミーという魚がいました。

ある日、兄弟たちと泳いでいると大きなマグロがスイミーたちを襲いました。
スイミーは泳ぐのが速かったので逃げることができましたが、兄弟たちはみんな食べられてしまいました。

兄弟を失ったスイミーは怖くて寂しくて悲しくなりました。

海には素晴らしいものがいっぱい

しかし、海には素晴らしいものがいっぱいありました。

虹色のゼリーのようなクラゲ
水中ブルドーザーみたいなイセエビ
見えない糸で引っ張られている(釣られている)見たこともない魚たち
ドロップみたいな岩から生えている昆布やわかめの林
顔を見るころには尻尾を忘れているほど長いウナギ
風に揺れる桃色のやしの木みたいなイソギンチャク

面白いものを見るたびにスイミーはだんだん元気を取り戻していきます。

その時、岩陰にスイミーの兄弟に似た赤い小さな魚たちを見つけます。

スイミーは言います。

「出て来いよ!みんなで遊ぼ!面白いものがいっぱいだよ!」

遊んだら大きな魚に食べられてしまう

「ダメだよ。大きな魚に食べられてしまうよ。」と、小さな赤い魚たちは答えます。

「だけど、いつまでもそこにじっとしているわけにはいかないよ。なんとか考えなくちゃ。」

スイミーは考えます。

みんなで一緒に泳ぐんだ!

「そうだ!みんなで一緒に泳ぐんだ!」
スイミーは教えます。決して離れ離れにならないこと。みんな持ち場を守ること。
そして、大きな魚に見えるように泳ぐ練習をします。

僕が目になろう!

「そうだ!僕が目になろう!」

赤い魚たちの中でスイミーは黒い目になりました。

朝の冷たい水の中を、昼の輝く光の中を、みんなは(大きな魚のふりをして)泳ぎ、大きな魚を追い出しました。

新たなる出会いの場面がたくさんある

多くの人が、この物語を

知恵と勇気を持ち、みんなで力を合わせれば状況は変えることができる。ということを教えてくれる物語

だと思っております。

まあ、実際はそうなんですが、実は作者のレオ・レオニが伝えたかった事とは少し違うのかもしれません。

実はこの物語のスイミーは、作者自身であるようです。

深い闇に落ちた作者は、たくさんの場所でいろいろなものを見て、いろいろなものと出会います。

実際にこの絵本の中で、一番ページが割かれているのは

虹色のゼリーのようなクラゲ
水中ブルドーザーみたいなイセエビ
見えない糸で引っ張られている(釣られている)見たこともない魚たち
ドロップみたいな岩から生えている昆布わかめの林
顔を見るころには尻尾を忘れているほど長いウナギ
風に揺れる桃色のやしの木みたいなイソギンチャク

といった、「新たなる出会い」なのです。

岩陰に隠れていた仲間を見つけた時も、

出て来いよ!みんなで遊ぼ!面白いものがいっぱいだよ!

と、仲間にも新たなる出会いや発見を求めます。

しかし、大きな魚がいるから無理だという現実があることを再認識します。

たくさんの出会いによって自分を見つめなおし、自分を発見しようとしてきた作者は、仲間に、

知恵と勇気で自分のやりたいことをやり遂げようよ!

と呼びかけ、さらに、自分にも何かできるのではないか?と考え、

そうだ!僕が目になろう!

と、自己実現を果たし、最終的には仲間と一緒に新たな出会いや発見をする旅に出ることができるのでした。

仲間と未来を切り開くための知識の重要性

この物語は、ただ単に、仲間と一緒にやればなんでもできるよ!っていうことを教えてくれるだけじゃなく、

たくさんの新たなる出会いが未来を切り開く原動力になるんだよ!

っていうことを教えてくれる物語でもあるのでした。

レオ・レオニさんの作品は自分探しのお話が多く、それがどれも素晴らしいです。
ぜひ、実際の絵本で、子供たちに読み聞かせてあげてくださいね。





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