なぜ避難所はホームレスの人を受け入れなかったのか?

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なぜ避難所はホームレスの人を受け入れなかったのか?

各地に様々な影響を与えた台風19号の裏で、避難所がホームレスを受け入れていなかったという案件が発覚し、台東区長が謝罪するという事態となりました。
なぜ、避難所はホームレスの人を受け入れなかったのでしょうか?

私の考え方としては、

ホームレスであろうと外国人であろうと、すべての人は避難所に入れるようにすべき。

というものです。
しかしながら、そこには、区別があります。

避難所の種類

避難所にはいろいろな区別があります。

指定緊急避難場所

災害が発生、又は発生するおそれがある場合にその危険から一時的に逃れるための一時避難場所指定緊急避難場所と言います。
指定緊急避難場所、安全性等の一定の基準を満たす施設又は場所を市町村長が指定します。

指定避難所

指定避難所は、避難した住民等を災害の危険性がなくなるまで滞在させ、また、災害により家に戻れなくなった住民等を一時的に滞在させるための施設のことをいいます。
これも、市町村長が指定します。

指定避難所は、各地域にあり、その地域に住む住民が避難してくることを想定しています。

なので、そこに住む地域の人の人数を確認したうえで、その規模にあう施設が指定避難所として登録されています。
また、その地域住民の安否確認なども行い、適切な数の物資が届くようになっております。
避難所の運営その地域の防災コミュニティなどに頼っている部分が多いです。
神戸市の場合は、神戸市防災福祉コミュニティ(防コミ)っていうものがあり、区役所や消防署や自治会やPTAなどが協力して行っております。

福祉避難場所

福祉避難場所は、災害時に自宅での生活が困難で、その中でも介護や福祉サービスを必要とする人々のための避難所です。

一時滞在施設

旅行者やホームレスの人は、地域指定の避難所とは別に、一時滞在施設が設けられております。
これは、すべての人を避難させる目的からです。

ホームレスが避難所の利用を断られた理由

ホームレスを指定避難所に入れないのは差別だ!という人がいますが、実は差別ではありません。
そこにはいろんな理由があります。

ホームレスにはホームレス専用の避難所がある

ホームレスにはホームレス専用の避難所があります。
台東区では、(松が谷)福祉会館がそうだとツイートしている人がいました。


また、江戸川区では、山谷労働者福祉会館で受け入れをしているそうです。

野宿者の避難所として会館を明日の朝まで開放中です

世田谷区災害対策課によると、同区は神奈川県との境を流れる多摩川の河川敷に住んでいるホームレスの人たちに対し、事前にチラシを配って台風と避難所の情報を知らせた。
今回はホームレス向けの避難所を2カ所用意したが、利用者はなかったという。
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防犯上の理由

指定避難所にはその地域のたくさんの人が避難してきます。
子供からお年寄りまでたくさんの人がいるところに、住所不定の人を入れるのは、防犯上好ましくありません
金品を盗む目的やレイプ目的で入ってきたのかもしれません。
また、受付で住所と氏名を書くのはルールでして、その指定避難所の指定する地域外の人は、その住所に該当する指定避難所を案内する必要があります。
ホームレスの人が来たなら、指定避難場所では受け入れられないので、ホームレスの人用に作ってある避難所へ誘導する必要があります。
しかしながら、ほぼボランティアでの運営ですので、そういった案内がなされない、もしくはルールをよく知っている区役所の人が来るまで待たされるという事態が発生することも想定されます。

衛生面の理由

ホームレスの人の中には、何日もお風呂に入っていない衛生面で不潔な人がいます。
また、結核菌やノミなどを有している場合があり、そういう人には、医師の問診、診察が必要です。


さらに、着替えなども必要なのですが、そういう着替えを持っていない人もいます。
不潔な人を子供などがいる場所に一緒に入れるのは、衛生面で禁止となっております。
洗えばいいじゃないか!っていう人もいますが、洗って落ちるような臭いではないです。

ホームレスの人が入院になったので爪切りと全身洗浄×2を外来でやって個室に入れて消臭剤何個か部屋に置いてドア閉めたけど3部屋先まで臭うレベル。

ホームレス自身の理由

そもそも、ホームレスがホームレスなのは、行政を頼りたくないからなのです。
行政に頼れる人なら、生活保護申請したりして社会に復帰しようとするのですが、そういう支援を受けずにホームレスを選択する人もいるのです。
ホームレスが避難所に来た場合、健康チェック住民登録生活保護などの申請をするように促されちゃいます。
なので、それらを嫌がる人はそもそも自ら避難所には来ないのです。

5年ほどホームレス支援していましたが、彼等の多くは『行政の費用によって、本人の衛生と周辺環境に配慮した施設に収用し、衣服と全身を清掃する』を窮屈だと言って施設や支援の場から自分で出て行きます。
彼等を一番大切にしていないのはホームレスである彼等自身ですよ。

行政の支援策には、「自立支援事業」と「生活保護」があります。しかし、精神障がいがあったり、支援途中にいやな思いを経験すると、路上からの脱出を拒否する人もいます。
特定非営利活動法人 TENOHASI

なぜ、台東区では避難所に浮浪者が来たのか?

では、なぜ、台東区では避難所に浮浪者が来たのでしょう?
報道にもありましたが、ホームレスの支援団体が案内したようです。

受け入れを断られた北海道出身の男性(64)は12日午前、支援団体の案内を受けて忍岡小の避難所を訪れたが、受付で北海道内の現住所を記載したところ、区の担当者から受け入れられないと言われたという。 路上生活者の避難拒否 自治体の意識の差が浮き彫りに 専門家「究極の差別だ」

おそらく、「あそこに行けば食べ物があるよ」とかって言ってけしかけたんだと思います。

今回の問題は、支援団体がきちんとホームレス用の避難所を紹介しなかったのが原因で、ちゃんと紹介してあげてれば何の問題もなかったと思います。
そもそも論ですが、避難所を案内する暇あるんだったら、自分の家や支援団体の事務所に避難させてあげたらいいのでは?と思いますよ。。。


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