新聞読まない人=事実を知らない人 なのか?
2018-06-26
麻生太郎氏が新潟の講演会で「新聞読まない人は全部自民党支持だ」と発言したと朝日新聞が報じました。
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新聞を読まない世代に自民党支持者が多い?
新聞記事はこんな感じです。
麻生太郎副総理「新聞読まない人は全部自民党支持だ」 政権批判に不満?
2018.6.24 17:07更新麻生太郎副総理兼財務相は24日、新潟県新発田市で講演し、昨年秋の衆院選に関し、30代前半までの若い有権者層で自民党の得票率が高かったとした上で「一番新聞を読まない世代だ。読まない人は全部自民党(の支持)だ」と述べた。
若年層の支持動向も考慮して選挙戦略を考えるべきだと訴える中、安倍晋三政権への批判が目立つ新聞報道への不満を漏らした発言とみられる。
麻生氏は「新聞(の購読者増)に協力なんかしない方がいいよ。新聞販売店の人には悪いけど、つくづくそう思った」とも語った。
この記事を読むと、「新聞を読まない若者に自民支持者が多いから、新聞は取らないほうが良い!」と、麻生氏が新聞社をけなすような発言をしたと感じますね。
昨年秋の衆院選で、30代前半までの若い有権者層の自民党への得票率が高かったのは事実です。
そして、この世代が新聞を読まないのも事実です。
では、なんで、若い世代は新聞を読まないのでしょうか?
なんで新聞を読まない世代に自民党支持者が多いのでしょうか?
新聞にはフェイクニュースが多い
新聞は、一度発行されたら訂正できません。
たとえそれがフェイクニュースであったとしても、世間一般に広がってしまいます。
そして、
高齢者になるほど、新聞には正しいことしか書かれていない。と考える人が多い
ようです。
一方、ネットなどで正しい情報を得られる若い世代の人は、新聞に書かれたフェイクニュースをいとも簡単に見抜きます。
そしてそれをネットで拡散します。
すると、それを見れる環境にある若者は、
何が正しい情報なのかを自分自身で判断できる
ようになります。
一方、新聞=正しい情報 と考える高齢者は、ネットを見れる環境にある人が少なく、新聞の一方的な報道のみを信じてしまうわけです。
たとえそれがフェイクニュースであったとしても。
ここに、情報量と情報の質において、世代別の違いが出てくるわけです。
実際には、「ネットにあふれるたくさんの情報」に触れる環境にあるかどうか、それを自分自身で分析して判断できるかどうかの違いだと思います。
若い世代は新聞を読まないのではなく、情報として信用していないだけ
ニコニコ動画では、たくさんのアンケートが取られています。
ニコ動をみる層っていうのも結構限られているのですが、老人は少なく、若者が多いアンケートになるので、普通の「ネットによるアンケート」とそんなに結果は変わりません。
あなたは安倍内閣を支持しますか? 「支持する」56.5%(前月-0.4%)、「支持しない」19.5%【月例ネット世論調査2018年6月】 2018/06/25 11:45
このアンケートは6月21日(木)21時46分に実施され、34,635人が参加しました。
このアンケートでは、10代を除く若者世代では50%以上が自民党を支持していることがわかります。
なぜか?
先ほども述べたように、
若い世代は、ネットにおける情報量の多さにより、フェイクニュースを見抜ける
からです。
若い世代は、新聞を読まないのでは「ない」のです。
新聞を読んだうえで、新聞に嘘が多いから信用度の高い情報ソースとしては選択できずあえて捨てているのです。
ここが理解できていない人は、あらぬ方向へと責任転嫁してしまいます。
なぜ新聞が若者に情報ソースとして選択されないのか?を理解していないとこうなる
この麻生氏の発言の趣旨を理解できずにこのように発言した人がいます。
「新聞読めば自民支持しない。その通り」共産・小池氏
2018年6月25日19時52分
小池晃・共産党書記局長(発言録)
麻生氏「10~30代、新聞読まない世代は全部自民党」
(麻生太郎財務相が「(自民党支持が高い10~30代は)一番新聞読まない世代だ。新聞読まない人は、全部自民党なんだ」などと発言したことについて)新聞を読まない人は全部自民党に来るということは、真実を、事実を伝えたら、自民党に行かなくなることを認めているわけだ。
しかも、発言の中で、新聞の購読者を増やすことには協力しない方がいいよ、と言ったわけでしょ。
メディアのみなさんはもっと怒った方が良い。営業妨害じゃないですか。
真実が伝われば、新聞を読めば、自民党支持にならない。
ある意味でその通りだと思う。
そういう意味では、紙の新聞に普段から親しみのない若い層の人たちに「しんぶん赤旗」の電子版を広げて、そういう人たちが読めばみんな共産党支持になる状況を作り出したい。(記者会見で)
共産党の小池氏は、
若者が真実の書いてある新聞を読まないから、自民党の支持者になるんだ。
と言っているんですね。
小池氏にとっては、しんぶん赤旗が真実なのでしょうけども、世間の若者はそうは思っておりません。
朝○新聞にしても、毎○新聞にしても、「真実が書かれている」なんて今の若者の大半は思っておりません。
なぜなら、たくさんの嘘がネットでバレちゃってるからです。
今やもう、新聞には本当のことを書いてあるなんて思っている人は、情報弱者や高齢者しかいません。
小池氏は、新聞を読まない若者が情報弱者なんだ!と思っているようですが、実際の情報弱者はどっちなのか?を若者は冷静に判断しております。
そして、その結果がアンケート結果として出てきているわけです。
実は、一番最初に紹介した、
麻生太郎副総理「新聞読まない人は全部自民党支持だ」 政権批判に不満?に書かれていた、
「新聞を読まない若者に自民支持者が多いから、新聞は取らないほうが良い!」と、麻生氏が新聞社をけなすような発言をした。
と書かれた記事、誤った方向に誘導をするフェイクニュースだったわけです。
本当かどうかは、自分の目で確かめて、判断していただければと思います。
この「新聞を読まない世代」にとって、新聞は最早「信頼できる事実の提供者」と認識されなくなりつつあることを受け止めるべき。ここで、この麻生発言を客観視できずに批判につなげてしまったり、「無教養故に新聞を読まない」的な発想をしてしまうと、新聞は存在意義を失う方向にしかいかないと思う。 https://t.co/dKOT7AVJuG
— 琳 (@schwartzkatze) June 25, 2018
日本人はバカが付くくらい正直だ。だからウソが嫌いだしウソをつかれたら怒る。長い間、日本人が新聞を熱心に読んできたのは新聞はウソをつかないと思いこんでいたからだ。だが、現実は違った。誰がわざわざお金を払ってまでウソを読みたがるか。信用や信頼に重きを置く国で、それを失ったのは新聞の方
— 遠子先輩 (@murrhauser) June 25, 2018