STAP細胞はありません!Muse細胞はあります!

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STAP細胞はありません!Muse細胞はあります!

STAP細胞はあります!!!

とメディアと生物学業界を震撼させたニュースがありました。
酸の刺激だけで万能細胞作製 新型「STAP」理研が成功(リンク切れ)
2014.1.29 21:07

2014年の1月末のことなので、もう4年前ですね。
懐かしい。。。

本日、このようなニュースが目に入ってきました。

「特殊な細胞」で心筋梗塞が改善 臨床試験へ

3月7日 4時18分

体のさまざまな組織の細胞に変化するとされている特殊な細胞を使って、心筋梗塞を起こしたウサギの心臓の機能を改善させることに成功したと岐阜大学と東北大学のグループが発表し、今後、企業が中心となって臨床試験が進められるということです。

岐阜大学と東北大学の研究グループは6日、記者会見を開き、体のさまざまな組織の細胞に変化する能力があるとされている「Muse細胞」と呼ばれる特殊な細胞を、急性の心筋梗塞を起こしたウサギの血液中におよそ30万個投与したところ、2週間ほどで心臓の機能が改善したと発表しました。
(略)

山中氏がノーベル賞を受賞したiPS細胞でもなく、ES細胞でもなく、STAP細胞でもなく、聞きなれない「Muse細胞」というもののお話です。
そこで今日は、Muse細胞とSTAP細胞について書かれた、過去の私のメルマガをご紹介します。

STAP細胞発表から二日後の私の解説

STAP細胞の発表

2014.1.31発行のメルマガno.38では、1月29日に発表されたSTAP細胞についてすでに解説しておりました。
このブログは、まだ、「捏造では?」という疑義が出る前に書かれたものです。
では、とりあえず見てみましょう。

「STAP細胞の猿でもわかる解説」

いやあ、びっくりしましたね。
またノーベル賞取っちゃいますね。
神戸の理研すごいですね!
STAPという現象を見つけたよ!って話です。
STAPってなんだよ!っていうひと、解説しますね。
まず、お星さまのSTAR(スター)のRがPに変わったと覚えてください。
スタップです。酢タップでもいいです。すたっふ~でもいいです。

まずは、新聞記事から。

酸の刺激だけで万能細胞作製 新型「STAP」理研が成功(リンク切れ)
2014.1.29 21:07

 弱酸性の刺激を与えるだけの簡単な方法で、あらゆる細胞に分化できる万能細胞を作製することに理化学研究所発生・再生科学総合研究センター(神戸市)のチームがマウスで成功した。
人工多能性幹細胞(iPS細胞)とは異なる新型の万能細胞で、再生医療の研究に役立つと期待される。
29日付の英科学誌 ネイチャー電子版に発表した。
 体の細胞を万能細胞に作り替えるには、初期化という作業で受精卵の状態に逆戻りさせる必要がある。
iPS細胞は遺伝子を使って初期化するが、今回の方法は酸性の溶液に浸すだけで簡単なのが特徴。
開発した小保方(おぼかた)晴子研究ユニットリーダーらは、全く新しい万能細胞として「刺激惹起(じゃっき)性多能性獲得(STAP=スタップ)細胞」と命名した。
 研究チームは生後1週間以内のマウスの脾臓(ひぞう)から、血液細胞の一種であるリンパ球を採取し、水素イオン指数(pH)5・7の希塩酸溶液に約30分浸して刺激。
これを培養すると数日で初期化が始まり、STAP細胞に変わった。
 作製したSTAP細胞は、神経や筋肉などの細胞に分化する能力があることを確認。
実際に別のマウスの受精卵に注入し、仮親に移植して子を生ませると、STAP細胞は全身に広がり、あらゆる細胞に変わることができる万能性を持っていた。
再生医療への応用研究が進むiPS細胞は遺伝子操作に伴うがん化のリスクがあり、初期化の成功率も0・2%未満と低い。
これに対しSTAP細胞は、外的な刺激を与えるだけなのでがん化のリスクが低く、初期化成功率も7~9%。
成功率が高いのは生後1週間以内のマウスの細胞を使った場合に限定されることなどが課題だが、研究チームはメカニズムを解明し再生医療への応用を目指す。

はい。これだけじゃなんのことかさっぱりわかりませんね。

STAP細胞の意味

まず、スタップっていう名前ですが、
stimulus
triggered
acquisition of
pluripotency  
の頭文字をとったものです。

stimulusは、刺激。 
triggeredは引き金。 
acquisitionはゲットだぜ! 
pluripotencyはなんにでも変化できる万能性です。

直訳すると、

刺激したらそれが引き金となって何でも作れる万能細胞

です。
ようするに、

手の皮をツンツンと刺激するとそれが引き金になって手から心臓ができるような万能細胞ができたぜ!

みたいな、夢のようなお話なのです。

スタップは、目でも皮膚でも毛根でも、どんな細胞でも刺激してやると心臓にも肺にも眼にもなる細胞を作り出す事のできる万能細胞ができる「現象

のことを言います。
で、この現象でできた細胞をスタップ細胞といいます。

STAP細胞の作り方

さて、説明に入ります。
まず、実験では、リンパ球っていう血液の細胞を赤ちゃんネズミから採ってきました。
リンパ球ってのは5種類ある白血球のひとつでバイ菌を攻撃して膿になる白いやつです。
そのリンパ球をちょっと酸素を減らしてオレンジジュースくらいの酸性の液に30分つけました
富士山の上で酢の物に血を入れた!みたいな感じです。

で、そのリンパ球は30分もお酢につけておくと75%くらい死んじゃいます
で、お酢からだして、細胞が培養できるシャーレに入れてあげて一週間くらい経つと、

死んじゃわなかった細胞の半分くらいが元の大きさよりもちっさくなってくっついてきて塊を作りました。

で、このかたまりを調べたらリンパ球だったのに、リンパ球じゃなくなっていて、なんにでも変化できる細胞、万能細胞に変わっていました!
ってことなんですね。

まじかよwww

ってレベルの簡単な話なんです。

STAP細胞のすごいところ

ノーベル賞をとった山中さんのiPS細胞は、細胞に4種類の遺伝子を入れてあげると万能細胞に変わるよ!ってやつでした。
これには遺伝子導入技術などのたくさんの技術が必要でした。
また、作る日数が数週間かかりました。
遺伝子を4種類入れてやって、やっとできた万能細胞は0.2%くらいの成功率です。
しかし、このスタップ現象、元の細胞の10%くらいが万能細胞になっちゃいます。
しかも、最短で3日くらいで。

これが革命的な発見です。
遺伝子操作なしで高確率で万能細胞ができます。
ただし、このリンパ球の場合は、生まれたてのネズミのリンパ球でのはなしで、その他の細胞ではもう少し確率が低くなるようです。

STAP細胞の今後

さて、ここからがこのスタップ細胞を使った応用のおはなし。
この実験では、

酸性の液体につけて、細胞をいぢめるとなんかしらんけども、なんにでもなれる細胞ができたよ!

ってことをまず見つけました。
酸ってのは酸っぱいし、ピリピリしますから、細胞にはよほどストレスなんでしょう。
ストレスを受けた細胞は生き残るためにどげんかせんといけん!ってことで、
万能細胞になるんでしょうか。
そこらへんのメカニズムはまだ解明されてません。
今から見つかっていくでしょう。

で、このストレスですが、実は、細胞をバシバシ叩いてやっても、ちょっと穴をあけてストレスを感じさせてあげてもOKでした。
酸の刺激だけじゃなく、物理的刺激でもなんでもOKだったんですね。
電気ショックとかでもおそらくOKなのでしょう。

万能細胞に変化するのは、刺激を与えた細胞の10%くらいの細胞だけです。
例えば、手を丸ごとすりつぶして刺激を与えても、中指一本分くらいの万能細胞しかできません。
これじゃあ、手を再生しようと思っても手が1/10とめっちゃ小さくなっちゃいますよね。

このスタップ細胞は普通の培養液で育てていると、iPSみたいな幹細胞のようにはどんどん増えない

のですね。
ココがネックでした。

万能細胞なのに、増えないから量が少ないのです。

iPS細胞とかの幹細胞は、成功率が0.2%なのに、どんどん増えるので、1000倍に増やしちゃえば元の細胞数より多くなるので再生医療にも使える万能細胞です。
一方、スタップ細胞は、普通に育てると成功率が10%と高いのに増えません。
なので、万能細胞なのに幹細胞(どんどん増えれる細胞)じゃなかったんですね。

で、この研究者は増やすにはどうすればいいかなぁ?と、たくさんの培地を試したようです。
で、同じ理研の丹羽さんが開発した特殊な細胞培養液を使ったら、このスタップ細胞がどんどん増えることを見つけました
これにより、遺伝子操作の要らない、たくさん作れる万能幹細胞が完成しました。

この発見で、iPS細胞は未来がなくなったかもしれません。
iPS細胞は、万能なんですが、ガン化が結構見られます。
なので、移植してもガンになる可能性があります。
しかし、スタップ細胞はほとんどガン化が見られないのです。

iPS細胞の発見は、100年に一度の大発見なのですが、このスタップ、1000年に一度の大発見です。

iPS細胞にお金を出していた企業なんかは、どんどんSTAP細胞に移るでしょう。
それくらいすごい発見です。
STAP細胞の発見で1個、STAP細胞の臨床で1個と、ノーベル賞2個くらいは取れるでしょうね。

このスタップ現象(刺激を与えたらなんにでもなれる細胞に戻っちゃうよ!っていう現象)は、ガン治療にも役立つでしょう。
癌細胞に刺激を与えて増殖しない細胞に戻しちゃう。とかが可能になるでしょう。
脳の一部が機能しなくなる病気などには、このスタップ細胞を注射するだけで脳が再生する。
ってこともできるようになるでしょう。

一番の問題は、ネズミだけじゃなく、人間でも同じことが起こるよ!っていうことを証明する事ですね。

ま、理研の事ですから、10年先の研究をしてますから、すでに結果は出てるでしょうね。
指を失った人が、自分の口のなかの細胞を綿棒でくちゅくちゅってとってきて、スタップ現象を利用して万能化させて、増やして、指を作って再生する。
まさに、再生医療ができる可能性を見出しましたね。

こんだけ簡単なので、ぶっちゃけ材料と機具さえあれば家でもできるので、モラルの問題が出てくるでしょう。
そこらへんもきちんとしてほしいですね。

ちなみに、神戸理研は、発生・再生科学総合研究センターです。
発生や再生をメインとしてますので、ドンピシャリの研究ですね。
(ちなみに、私はここで研究者として働いてました。)
神戸市の矢田元市長の描いた未来の神戸像がだんだん現実になってきております。
本当に先見の明のある市長でした。

理研のプレスリリースはコチラ。(結構難しいと思います。)(リンク切れ)
2014年1月29日
独立行政法人理化学研究所
体細胞の分化状態の記憶を消去し初期化する原理を発見
-細胞外刺激による細胞ストレスが高効率に万能細胞を誘導-
(略)

ねつ造じゃない事だけを祈ります。

1/31 11:00 付け加え
 【ワシントン=中島達雄】細胞に強い刺激を与えただけで作製できる新たな万能細胞「STAP(スタップ)細胞」の開発に理化学研究所と共にかかわった米ハーバード大の研究チームが、脊髄損傷で下半身が不自由になったサルを治療する実験を進めていることを30日明らかにした。

 研究チームの同大医学部・小島宏司医師によると、脊髄損傷で足や尾が動かなくなったサルの細胞を採取し、STAP細胞を作製、これをサルの背中に移植したところ、サルが足や尾を動かせるようになったという。
 現在、データを整理して学術論文にまとめている段階だという。研究チームは、人間の赤ちゃんの皮膚からSTAP細胞を作る実験にも着手。
得られた細胞の能力はまだ確認中だが、形や色はマウスから得たSTAP細胞によく似ているという。
(2014年1月30日14時37分 読売新聞)

http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20140130-OYT1T00620.htm?from=tw(リンク切れ)

既に猿でも行われているようですね。あとは、成人の細胞からできるのか?ですね。
まあ、Cellとかのすごい雑誌に載るでしょう。
理研はすでにスタップの特許も取ったようです。
某医大などはすでに臨床への応用のお金を集めにまわってますね。
ガン細胞からスタップ細胞ができるのか?とかをやるみたいです。

ねつ造じゃない事だけを祈ります

以上、当時の私のメルマガでした。
最後に、

ねつ造じゃない事だけを祈ります。

って書いてありますね。
っていうか、このメルマガを書いていた時に、すでに、ちょっとおかしいな?って思ってたんですよね。
なので、あえて、最後に

ねつ造じゃない事だけを祈ります。

って入れました。
マジです。
あとから付け足したんじゃないんですよね。。。

STAP細胞発表から三週間後の私の見解

そして、2014.2.21発行のメルマガno.41では、あれ?ってとこを解説してます。

STAP細胞の論文に関する疑惑
2014.2.21 no.41

このメルマガのNo.38におきまして、STAP細胞の簡単な説明を行いました。
最後のほうに、「ねつ造じゃない事だけを祈ります。」って書きましたが、今現在も、本当に、ねつ造じゃない事だけを祈ります。

さて本題です。
このSTAP細胞という技術はネイチャーという、科学雑誌の最高峰の速報誌に掲載され、全世界が驚いた新発見だったわけです。
簡単になんにでもなれる細胞が作れるという、まさにファンタジーの世界のようなお話が現実に起こるという画期的なこの技術は医学界にも生物学会にも多大な影響を与え、たくさんの研究者が「私でもできる!」と、再現性を求めるための実験を行っております

そして、そんな最中、

小保方さんのネイチャーの論文に載っている胎盤の写真が使い回しされてるんじゃね?

とか、

前の論文の電気泳動の写真が偽造されてるよね?

とかっていう疑惑が2014年の2月はじめごろからどんどん出始めました。

私もその疑惑の写真などについて検証しましたが、電気泳動の写真なんて、サルでもわかるくらいの偽造ですね。
当時の議論してた写真をここに置いておきます。
元の写真は、右下の黒バックに白の縞々の入った写真です。

http://www.nature.com/nature/journal/v505/n7485/fig_tab/nature12968_F1.html(リンク切れ)

これの明るさを変えると。。。



これみると、まんなかのやつだけ、なんか色が違いますよね?
別の写真を合成して、わからないように暗くしてごまかして一枚の写真にしているわけですね。
こういうのは、本来はやっちゃいけないんですよね。。。
研究者としての質を疑われます。
疑惑はこれだけじゃなくて、たくさん指摘されています。

このSTAP細胞が本当にできるのかどうか?についてはたくさんの研究者が追試を行っています。
今のところ、「同じやり方ではないですが」10人の科学者がやった8個の追試は全部失敗しております。
http://www.ipscell.com/stap-new-data/

同じ条件で再現性を調べた人はまだいません。
何故か知りません。

なので、この技術がウソ!なのか、誰にでも再現できるわけじゃない何か特殊な条件があるのではないか?というどちらかという事になっております。

そんななか、小保方さんの所属する神戸理研とネイチャー誌は、2014年2月17日、こんな記事を掲載しました。
http://www.nature.com/news/acid-bath-stem-cell-study-under-investigation-1.14738
簡単に訳すと、

1.胎盤の写真が酷似しているのは、小保方さんのミスで、似たような写真を使ってしまった。
その他の疑惑の写真については調査中。

2.共同筆者である元理研の若山さんやその他学生さんは、小保方さんにみっちり指導してもらい、論文掲載前には「小保方さんと一緒の時には」成功している。
しかし、若山さんが山梨大学に移動した後は、一度も成功していない。
若山さんいわく、「誰でも簡単にできると思っているようだが、その手順は非常にややこしく、誰にでもできるような簡単なものではない。」

という事らしいです。

たくさんの科学者が小保方さんに、詳細なやり方を教えてくれとメールしています。
それに対して、小保方さんは、早急にお知らせしますと言っているらしいです。
しかしながら、小保方さんはネイチャーからの呼びかけにすら答えていないらしく、なんだか怪しいなぁ。と個人的には思ってしまいます。
ネイチャーからの問いかけに反応しないなんて、絶対やっちゃダメなことです。

STAP細胞が本当にできる技術であったとしても、研究者として、対応が遅すぎるし稚拙すぎるように思います。

研究者としての信頼が少し揺らぎますね。

そして、遅れること一週間して、やっと一般市民の目に触れる新聞記事が出ました。

STAP細胞:「不自然な画像」指摘受け理研が論文を調査

毎日新聞 2014年02月15日 04時30分(最終更新 02月18日 10時58分)

 新しい万能細胞「STAP細胞(刺 激惹起=じゃっき=性多能性獲得細胞)」を作ったと発表した小保方晴子・理化学研究所研究ユニットリーダーら日米の研究チームの論文について、インターネット上で「不自然な画像データが使われている」と指摘があり、理研広報室は14日、外部の専門家も加えて調査を始めたと明らかにした。
理研は「研究成果そのものに問題はないと考えている」と説明する。

 調査対象は、1月30日付の英科学誌ネイチャーに掲載された論文2本。
マウスのリンパ球に刺激を与えるだけで、体のあらゆる細胞になる多能性を獲得するという内容だ。
 しかし、ネット上のさまざまなサイトで、
▽論文の画像データの一部に操作した跡がある
▽STAP細胞から作ったとする胎盤の写真が使い回しされている
などと指摘された。
このため、理研は複数の専門家による調査を13日に開始した。
結果はまとまり次第、公表する方針。
 理研は13〜14日、小保方さんらに聞き取り調査も実施し、「現時点では研究成果は揺るぎないと判断しているが、外部から指摘があったため調査を始めた」と述べた。【須田桃子】

さらに、

<STAP細胞論文>
ハーバード大が調査示唆(リンク切れ)
毎日新聞 2月20日(木)10時36分配信

【ニューヨーク草野和彦】新しい万能細胞「STAP細胞(刺激惹起=じゃっき=性多能性獲得細胞)」の作製を理化学研究所などが発表した論文で画像の不自然さが指摘されている問題で、共著者が所属する米ハーバード大医学大学院広報は19日、毎日新聞に声明を寄せ、「当院の注意を引くような懸念はすべて、徹底的な精査の対象となる」と述べ、大学院として調査する可能性があることを示唆した。

【独創の系譜】海越え連携、STAP細胞 常識覆した日米トップ研究者

  論文は、小保方晴子・理研研究ユニットリーダーが同大のチャールズ・バカンティ教授らと執筆、英科学誌ネイチャーに掲載された。
小保方リーダーとバカンティ教授らが2011年に米専門誌に発表した論文についても、「画像の使い回しがあるのではないか」との疑いが浮上している。

 声明は「当院は最高の倫理基準を守り、研究の一貫性を厳密に保つことに全力を尽くす」と強調している。
バカンティ教授はネイチャー誌などの取材に、画像の取り扱いで「うっかりミス」があったと説明する一方、論文の結論に影響しないとの見解を示している。

さて、まだまだこの問題は続きます。最終的にどうなるんでしょうか。

ちなみに、理研のトップページからSTAP細胞のフラッシュが20日に消えました。
更新前のトップニュースは、

・小保方さんのSTAP細胞発見(1月29日)
・スキルミオン分子(1月28日)

でした。

そして、更新後のトップニュースは

・カシオペア爆発(2月20日)
・スキルミオン分子(1月28日)

となっております。。。
http://www.riken.jp/

また、メルマガno.38で、米ハーバード大の研究チームが、脊髄損傷で足や尾が動かなくなったサルの細胞を採取しSTAP細胞を作製、これをサルの背中に移植したところ、サルが足や尾を動かせるようになったというニュースについてもかきましたが、その治療されたサルの姿を誰も見たことがないそうです。
また、サルの皮膚からSTAP細胞を大量に作ることができていたはずなのに今になってあれはSTAP細胞じゃないかも?
小保方さんがいないとうちではSTAP細胞作れないとか言い出しております。。。

ねつ造でないことを願います。

というわけで、もうこの時点で当時の私はかなり怪しんでおりますね。。。

でも、論文のデータには、「明らかに万能細胞っぽいもの」も存在しているんですよね。。。

じゃ、それはなんなの?ってことになりますよね。

で、実は私は、その

明らかに万能細胞っぽいもの」の正体が、冒頭の記事で紹介されていた「Muse細胞」ではないのか?

って当初から言っていたんです。

STAP細胞の正体はおそらくMuse細胞

STAPについて、私はメルマガに10回以上にわたって書いていました。
そして何度もMuse細胞の可能性について言及しております。

STAP作製、200回以上成功??? 2014.4.11発行no.48
では、

(略)
まあ、単純に考えると、

もともと生体内にある(小さい)幹細胞を細いガラス管などを通すことによって選択的に取り出してきた。

って事だと思います。

普通の細胞は幹細胞より大きいので、細いガラス管で潰れちゃうので、小さい細胞だけが残ったよ!それが幹細胞だったよ!ってだけで、ガラス管を通したから幹細胞になったよ!ってのではない。
って事だと思います。

で、これとにたような幹細胞は見つかってないのか?っていうと、実は見つかっていて

2010年に東北大学の出澤真理教授が発見したMuse細胞

っていいます。
これは、ストレスに耐性のある幹細胞って意味です。
なので、新発見でもなんでもなく、ただ単に、ストレスをかけて、ストレスに強い幹細胞であるMuse細胞の効率のいい取り出し方を見つけたよ!って事だと思います。

その幹細胞がOct4-GFPを発現しているのはあたりまえのことで、これを培養していたわけですね。
しかし、この小保方氏の論文では、「STAP細胞はMuse細胞とは違うよ!」っていう主張もしてるんですよね。。。

で、重要なのはここからで、このMuse細胞は幹細胞ですので、皮膚や筋肉、肝臓などのさまざまな組織になれるんです。
が、STAP細胞論文のもう一つのキモである「胎盤にもなれるか?」っていうと、まだよくわかってないんですね。。。
たぶんなれない。
なれたとしてもものすごくレアです。

なので、今回の小保方さんの論文で考えられるのは次の3つくらいですかね。

1.ごく稀に、胎盤にもなれるものが存在するMuse細胞を選択的に採ってこれた。

2.ごく稀に、胎盤にもなれるものが存在するES細胞を不正に使った。

3.STAP細胞が本当は存在する

1か3であれば、これは新発見となるのでおもしろい発見だと思います。

ちなみに、STAP細胞の論文では、Muse細胞とは違うんだよ!ってのも記されてます。
しかし、マウスとヒトによっても違うと思うし、いろいろと情報不足な気がするので、怪しいです。

と書いてます。

STAP中間報告 2014.8.29発行no.66
では、

まあ、私は、オチは「Muse細胞でした!」だと思っておりますが。。。

と書いてます。

STAP細胞はありますぅ!の検証 2014.12.19発行no.82

では

【ニコ生視聴中】 理研 STAP現象の検証結果に関する会見 生中継 http://nico.ms/lv203765544
を、アリーナ最前列257番席で見ながらメルマガを書いております。。。

私の予想は、

いいな @iina_kobe
STAPはMUSE細胞の見間違いでした!てへぺろっ っていう展開と予想
nico.ms/lv203765544#-1… #理研 #riken #STAP #nicohou via ニコニコ生放送
2014.12.19 10:19
です。

と書いてます。

STAP細胞はありますぅ!の検証2 2014.12.26 発行no.83
では、

論文で、小保方さんは、HCl(塩酸)を使用してSTAPを作成した!と言ってたわけで、その論文をみて、STAP細胞の作製を試みた全世界の研究者が、「できねーよ!」と言った時にも、小保方さん自身は、ATPがキモだと思ってたので、「コツがあるんです。」みたいに強気だったんだと思います。
今思えば、全部ねつ造だったわけで、ちょっと精神的におかしかったんだと思います

で、酸処理とかすると、STAP細胞(私はMuse細胞だと思ってる)の細胞の塊ができてきます。
これは、前回の調査委員会でも確認されてます。
きちんと細胞の塊ができてきます
ここは嘘をついてないんですね。
これが、小保方さんの言うSTAP細胞です。
私の言うMuse細胞です。

このSTAP細胞は、普通に育てても増えません。
なので、一度に大量に作ることが難しいんです。
ちなみに、

酸性のストレスで出来る細胞の塊ってのは、まさにMuse細胞の論文でも示されているもの

です。

これを、特殊な培養液を使って増えるような細胞にすると、STAP幹細胞(かんさいぼう)となります。
この増えるSTAP幹細胞が、なんにでもなれる万能細胞だ!というわけです。
ちなみに、

Muse細胞もこれと同じことができます。
Muse幹細胞ができます。

で、このSTAP幹細胞の塊を、マウスに入れると、マウスができるよ!ってのが、小保方さんの論文です。

ちなみに、これもMuse細胞と同じです。

このSTAP細胞が、Muse細胞と違うところは、「胎盤もできるよ!」ってところ

です。

この胎盤もできるよ!ってのが、ものすごい発見でして、ネイチャーという世界三大誌のひとつに、二本も掲載されることになったわけです。

で、今回の論文検証委員会では、「胎盤もできるよ!」ってのが実際はどうだったのか?は、はっきりとはしませんでした

STAP細胞で、胎盤ができる!っていうのは、GFPというマーカーが胎盤でも緑色に光るかどうか?で調べてました。
実際に、その胎盤を取り出して、遺伝子解析をすればSTAP由来かどうかはわかったと思います。
が、論文でもしてませんでした。

調査委員会では、
「胎盤を通っている血液が光っているのでは?(これは、当初、ツイッターとかでも言われてました)」
や、
「これ、胎盤が光っているんじゃないんじゃないの?(これもツイッターで言われてました)」
と言っていました。

結論としては、
「STAPだと言われていたものはES細胞と遺伝子が一致してましたので、胎盤で光るってのがおかしい。」
ということのようです。

でもね、ぶっちゃけ、ES細胞でも胎盤で光るものがあったりします。。。
TS細胞って言います。
これ、理研の丹羽さんが確立した技術です。。。

ES細胞をTS細胞にして特殊培養液FGF4で培養し、それで胎盤を培養する技術法

なので、小保方さんがTS細胞を混入させていたんなら光る可能性もあるわけですね。

しかし、以前、論文の著者の一人である丹羽さんは、ESやTSを混入させた確率は低い。とコメントしておりました。

その低い確率のものがだれかしらの「神の手」によって起こっちゃったわけですね。

今回、二つの検証委員会で明らかにならなかったことは、、

・酸処理したあと、確かに細胞の塊ができた。
・胎盤で光っているものがなんだかわからない。

というものです。

私だったら、前者はMuseで、後者はTS細胞で説明できるんですが、なんでしないんでしょうね?
こんな私でも簡単に想像できるのに。。。謎です。

というわけで、私は、STAP細胞はMuse細胞なんだろうなぁと思っております。

Muse細胞はすごい

さて、やっと、冒頭で紹介した「特殊な細胞」で心筋梗塞が改善 臨床試験への論文のお話です。
このMuse細胞は、STAP細胞と違って確実に存在します。
これから、大量培養の技術とかができれば、さらに再生医療の技術も進んでいくでしょう。

というわけで、Muse細胞の解説と、STAP細胞の解説をしてみました。
おわり。


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コメント


  1. わんこ改

    理研の播磨研究所にいた姪は「あれってMUSE細胞だよ」と当初から言っていました。
    分子生物学において細胞の発生の研究者にとっては既知の範囲であったようです。
    MUSE細胞の発見者たちは「IPS細胞ってMUSE細胞じゃないの」と主張していたのですがノーベル賞を受賞してから誰も取り上げなくなったようです。

    Reply


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