日本大学アメフト部の悪質タックルはいったい誰が悪いのか?

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日本大学アメフト部の悪質タックルはいったい誰が悪いのか?

2018-05-26

日本大学アメフト部の宮川選手が、関西学院大学アメフト部との定期戦において、悪質なタックルをした問題が話題となっております。

この問題で一番重要なのは世代間での認識の違いであると私は考えます。
日大アメフト部の内田元監督のいう「解釈の違い」もこれに相当すると感じております。

「ルールを守るという大前提」における解釈の違いが引き起こした事故

だったんだと思います。
なんで私がそう感じるのか?を説明したいと思います。

まずは、宮川選手および内田元監督と川上元コーチの会見から、時系列を追ってみてみます。

時系列

5月3日(定期戦3日前)宮川選手が「練習」から外される。

<宮川選手の証言>
監督やコーチから「やる気が足りない。闘志が足りない。」という指摘を受け、かつ、プレーが悪かったということで外されたのだと思う。

その後のハドル(円陣)で内田監督から
「宮川なんかはやる気があるのかないのかわからないので、そういうやつは試合に出さない。やめていい。」
と言われた。

井上コーチからは
「お前が変わらない限り、練習にも試合にもださない。」
と言われた。

<内田元監督の証言>
春の時点ではたくさんの選手を使いたいため、練習から外れるのはよくあること。
練習を外すはコーチの判断で彼の場合、指定席はなかった。交代で出しているはず。

<井上元コーチの証言>
2日前に練習を外しました。
彼の様子を見ていました。
僕になんて言ってくるか、彼をずっと見ていた。
彼が練習に出させてください、試合に出させてくださいと言ってくると。
そして試合に出て行く流れを描いていた。
メンバー表にはのせない。
最終的に彼がやると言ってきたので、試合に出させました。

クオーターバックを潰す、そういう気持ちで行くと。
その言葉で思いっきりやらしたかったです。

どうやら、やる気を出させるためのコーチの判断で、練習に参加させてもらえなかったようです。

5月4日(定期戦2日前)宮川選手が「日本代表を辞退しろと言われた。」

※宮川選手は、今年6月に中国で開催される第3回アメリカンフットボール大学世界選手権の代表メンバーに選ばれていました。

<宮川選手の証言>
練習前に監督から「日本代表に行っちゃだめだよ。」と言われた。
理由を確認せず、「わかりました。」と答えた。

この日の実戦練習は「宮川は出さない」と井上コーチに言われた。

<内田元監督の証言>
オールスターの件は、あの時点では宮川君は参加しないという話にはなっていなかったはず。ケガがあったり、オールスターになってローテーションの頻度が高い選手は怪我をした場合、秋の大会に響いてしまうので考える余地はある
ただ、あの時点では宮川選手を代表から外していないはず

選手を誰がリードしていくのか、誰が押し上げるのか、下級生を引っ張っていくのか。
リーダーとしての人間は一人、二人。
それを宮川くんに期待して、ディフェンスのポジションの選手、下級生、そういう子たちを教えたり、リーダーとして育てたいとの考えだった。

宮川選手の精神を鍛えるため、また、彼の能力を日大のために使うための判断だったようです

5月5日(定期戦1日前)井上コーチに「QBを1プレー目で潰せば出してやる」と言われる

<宮川選手の証言>
井上コーチから、
「監督にお前をどうしたら試合に出せるか聞いたら、相手のQBを1プレー目で潰せば出してやる。」
「QBを潰しに行くんで僕を使ってください。」
と監督に言いに行けと言われた。
そして、
「相手のQBと知り合いなのか?」
「関学との定期戦が無くなってもいいだろう。」
相手のQBが怪我をして秋の試合に出られなかったらこっちの得だろう。」
「これは本当にやらなくてはいけないぞ。」
と言われ、
「髪型を坊主にしてこい。」
と指示された。

「宮川に「アライン(選手の配置場所)はどこでもいいから、1プレー目からQBを潰せと言っとけ」という井上コーチの指示を先輩から告げられた。

<内田元監督の証言>
信じていただけないと思うが、私からの指示ではない。
普段の練習で失敗を恐れないように。
失敗は誰でもするんだから、その次にしっかりやってくれと指示はしていた。
ルールを守るのが原則。
いろんな指示をしているが、ルールを守ってやるのが基本で選手もコーチも練習している

<井上元コーチの証言>
私が宮川選手に言ったことは、彼が昨日の会見で言っている。
彼に対する思いはあるが実際、僕が『クオーターバックを潰してこい』と言った経緯がある。
監督から僕に『クオーターバックに怪我をさせてこい』との指示はなかった。
私が宮川選手に対して『クオーターバックを潰してこい』と言ったのは真実です。

監督がQBを1プレー目で潰せば出してやると言った。というのは、井上コーチの作り話であることがわかります。

<宮川選手の証言>
相手を潰すくらいの気持ちでやってこいという意味ではなく、本当にやらなくてはいけないのだと追い詰められて悩んでしまった。

<内田元監督の証言>
練習中に強いタックル、危ない時はコーチが注意している。
とにかく我々はルールは守っていく
その中で育てるため、発奮させるためコーチは選手に愛情持って親身になって、選手たちを育てるのが毎日の練習。
我々のフットボールはルールの中で一生懸命やりなさいと。
それが指導者と選手の中での信頼関係の中で、ルールの中と指導している
一般論として、非常に能力のある選手が、10の力の選手が5ぐらいで対応できてしまう、そういう時はもっとできるんだとハッパをかける
長い歴史のなかで(「怪我をさせろ」や「殺せ」という言葉を使う)そういう時代もあった、昔はあった
ただ、今の時代は「殺す」とかそういう言葉は使わないのが現状。

<井上元コーチの証言>
彼は優しい子で、もう一つ上のレベル、技術的にも成長が止まっていると思っていた。
変えたいところで、中身の部分、闘争心とか向上心。
フットボールを必死にやってほしかった。
彼は勝っている、でも強い相手はどんどん出てくる。
やっぱり自分から行って欲しいなと。
心を育てるため、2日前練習させなかったり、その発言とか「相手のQBは友達か」とか、彼に過激な表現になってしまったと。
彼に対して、僕は闘争心を植え付けたかった。
過激な表現になって彼を苦しめた、本当に申し訳ない。

どうやら、内田監督の知らないところで、井上コーチが宮川選手を追い込んでいたようです。

5月6日(定期戦当日)宮川選手が「相手のQBを潰しに行くんで使ってください」と監督にいう

<宮川選手の証言>
試合のメンバー表に名前がなかった。
井上コーチに確認したら、「今行ってこい」と言われた。
内田監督に直接「相手のQBを潰しに行くんで使ってください。」と伝えた。
監督から「やらなきゃ意味ないよ」と言われた。
それを井上コーチに伝え、
「リード(プレイ開始直後の状況に応じて守備を行うこと)をしないでQBに突っ込みますよ?」
と確認すると、井上コーチからは
「思いっきりいってこい。できませんでした。じゃすまされないぞ。わかってるな?」
と念を押された。

<内田元監督の証言>
彼は確かにきたが、何を言っているか正直わからなかった
3メートル、5メートルのところにきたが、私はその言葉は言ってないと思う

<井上元コーチの証言>
セレモニーの時に「試合が終わって何もできませんでしたじゃあかんぞ、やってこい」と言いました。
僕は彼に、いつもと違うようなプレーをして欲しかった、そういう意味です。
怪我をさせるという目的ではしていません。
ただ、クオーターバックを潰してこいと言ったのは確かです。

内田元監督の発言が「正しいのであれば」、宮川選手がなぜ来たのかもわからなかったでしょう。
井上コーチも、「ルール違反をしてまで」QBを「リアルに潰す」なんて考えていなかったでしょう。

宮川選手の資格没収

こういった背景のもと、相手の選手生命を脅かすようなタックルがなされました。

一回目の反則

一回目のタックルはたくさんの報道でも流されているように、QB(クオーターバック)がボールを離してから約2秒後のタックルでした。


相手がボールを持っている状態でタックルしても何ら問題ないけど、このような相手がボールを持っていない無防備な状態に対してタックルすると重大な反則(レイトヒット)となります。
参照:ヤードロスから強制退場まで!アメフト5種の罰則(ペナルティ)を一挙公開

二回目の反則

宮川選手は、このレイトヒットを二度繰り返しました。
二回目のレイトヒットです。背番号91に注目です。


しかしこれは、審判によってはレイトヒットを取らないくらいのぎりぎりのものでした。

三回目の反則

そして、三回目、相手のヘルメットを叩いたりした小競り合いにより、資格没収、いわゆるレッドカードで退場となりました。

ここで私が個人的に不思議に思うのは、

なんで、明らかにヤバい一回目で資格没収とならなかったのか?

です。

レイトヒットをして一発で資格没収となった例

ここに、過去にレイトヒットをして一発で資格没収となった例があります。

82年秋リーグ戦最終戦大阪商大戦 阪大が3本差くらいでリード 
TD後のトライフォーでホルダーの15期QB鷺野さん(鷺野伸)めがけて商大選手が明白なレイトヒット、
もちろん相手選手は即退場でしたが、
小野木監督が飛び出していき「殺すぞボケ!エースに何さらすんじゃい!」と飛び掛っていかれました。
ベンチ全員で止めましたが、危うく監督退場になるところでした。
最上のものは過去にない。未来こそある【OB Interview vol.18】

宮川選手が行った一回目のレイトヒットは「あまりにもありえなさすぎて」誰も見ていなかった。という状況でした。
ボールは全然違う方向に行っていたので、みんなそちらを見ており、目の前にいる審判ですら、「何が起こったの?」という感じでした。

内田監督は一回目の反則を知らなかった?

井上元コーチは、会見で、

僕はベースラインのコーチなので見ていました

と発言したのですが、内田元監督は

言い訳になるがボールを見ていた
プレーを見ていなかった
(試合の二日ぐらい後に)ビデオを見るまでどこまでの反則かわからなかった。
最後の小競り合いはわかっていた。
それ以外は抜け落ちていたのが正直なところ。

と答えているのです。

本来ならば、反則が起こった時点で、井上コーチが監督に状況を説明する必要があると思うのですが、それをしておりませんでした。
これは、井上元コーチの落ち度だと思います。
(実際はしているのかもしれませんけどね。。。)

内田元監督は、試合後の記者インタビューにおいて、
「ミスしちゃダメよ、反則しちゃダメよと言うのは簡単なんですよ」
あのぐらいラフプレーにならない
などとコメントし、関学の鳥内監督の「(悪質タックルで)試合を壊された」との発言には
「よく言うよ、何年か前の関学が一番汚いでしょ」
と言い放ったと週刊文春が報じています。

しかし、この「あのぐらいラフプレーにならない」は、一回目のタックルを知らない元監督が、二回目のタックルや小競り合いを指して言ったのであればつじつまが合うんですね。

そして、それを裏付けるように、記者会見で、
(試合の二日ぐらい後に)ビデオを見るまでどこまでの反則かわからなかった。
と言っているわけです。
※ちなみに、これらをすべてわかったうえで、嘘をついている可能性は十分ありますし、もし、これが嘘だとするならば、だれも見抜けません。

本来ならば、一回目のタックルの後に審判が一発退場を宣言し、かつ、関学の鳥内監督が猛抗議しないといけないプレーです。

しかし、それがなかった。
これが「誰も見ていない状況で起こった危険なプレー」の元凶となったわけです。

いったい誰が悪いのか?

ここまで見てきて思ったのは、

内田元監督が知らないところで起こったと仮定するならば、井上元コーチが悪いんじゃないの?

です。
井上元コーチが宮川選手を追い込み、追い込まれた宮川選手が「ルールを無視してでもQBを壊してこいと解釈し、危険なプレイを行った。
とするのが私の中では一番すんなりくるんですね。
そもそも、

スポーツをやる人はルールを守るっていうのが基本中の基本なわけで、どんなに理不尽な要求をされても、ルールの中でやるのが当たり前

なのです。
宮川選手はこれができていなかった。
これが、

内田元監督と宮川選手との間にある大きな基本的事項の欠落、内田元監督のいう「解釈の違い

なわけですね。

そもそも、二回目のレイトヒットのように、ルールギリギリでうまいことやってたら良かったのに、あからさまにルール無視してやっちゃったもんだから、こういうことになったわけで。。。
もし、これが刑事事件となった場合、やはり、宮川選手の責任となるでしょう。
指導者が「ルールを破ってでもQBを潰してこい」と言っていた証拠の録音などが出てこない限りは、指導者には責任を負わせることはできないでしょう。
なぜなら、元監督や元コーチは「ルールを守るのは基本」ということを言っているからです。
理不尽なようですが、頭のいい人は守りも堅いですね。
ちゃんと会見で保険をかけているのがわかります。

まあ、よくよく考えると、内田元監督などの指導陣が選手に対して、「相手をリアルに潰してこい。」なんていうはずがないんですよね。
指導陣には何のメリットもないんだし。

奥野選手は、タックルを受けた後も試合に出ていた 2018.5.28追記

ベースボールマガジン社から、試合の次の日に記事が出ていたようです。

関学大が日大を破る 第51回定期戦 2018-05-07 小座野容斉より一部引用

◇「曲がっても折れない」ディフェンスに関学大らしさ

試合後、関学大の鳥内秀晃監督は「皆目や、話にならへんな。特にOLがあかん」と厳しい表情だった。

試合の冒頭で、3回に渡ってラフプレーによるパーソナルファウルを繰り返した日大ディフェンスの選手が退場処分となった。
巻き込まれた関学大の先発QB奥野耕世が退き、WRで先発していた西野航輝が急きょQBに入った。
序盤でTDを重ねたとはいえ、2、3本目のTDに要したのは3プレー29秒で、鳥内監督は「たまたまボンと入っただけ」。
第2クオーター半ば以降、ニールダウンで終わらせたドライブを除けば、関学大の7回のオフェンスシリーズは、すべてパントかインターセプトという結果に終わった。
鳥内監督によると、この試合、2年生の奥野に任せるつもりでいろいろなプレーを準備していたが、奥野が試合後半に復帰した後も思うようなプレーができなかったという。

後味の悪さが残ったゲームの中で、関学大らしさを見せたのが「曲がっても折れなかった」ディフェンスだ。
スタッツでは、日大オフェンスがパス225ヤード、ラン156ヤード、合計381ヤードと、関学大オフェンスの228ヤードを大きく上回り、ファーストダウンも、関学大の9回に対して日大は20回だった。
しかし勝負所を抑え切った。

印象に残るプレーがある。
サードダウンで、右の外を狙った日大QB室井のランプレー。
U19日本代表にも選ばれた好パサー室井の意表を突くランだったが、関学大DL本田稜一朗がすれ違いながらボールを叩いた。
室井はボールを保持し直すために一瞬スピードが落ち、あっという間に、他の関学DLに囲まれ潰された。

関学大ディフェンスは日大オフェンスを、サードダウンコンバージョンを2/13,フォースダウンギャンブルを0/5と抑えた。
ただ、フォースダウンギャンブルは、いずれもフィールドゴール(FG)が可能な位置で、春、ゲームの勝敗ではなく、フィールド上での勝負に出た日大サイドラインの選択に過ぎない。
甲子園ボウルなら、着々とFGで得点していたかもしれない。

新事実が出てきましたね。
この試合後のインタビューにおいても、関学の監督ですら、メディアが「悪質タックル」と言っているタックルについては言及していないんですよね。
普通であればレッドカードで退場処分であると「思われる」タックルで、かつ、自分の選手が担架で運ばれていったのにも関わらず、審判はイエローカードを出し、かつ、監督が怒りもしないものだったわけです。

関学の監督が重症化させた可能性

本来ならば、この選手、速攻で病院に行って精密検査を受けるべきですよね。
しかしながら、「試合後半に復帰」しているんですよね。
病院に行ったのは次の日です。
っていうことは、監督が奥野君の状態を見て、「試合ができる」と判断し、選手自身も「いける」と判断し、「試合に復帰している」んですよね。。。

で、次の日の病院で「右膝軟骨損傷と腰部打撲で全治3週間」っていう診断が下っているわけです。
その後に左脚のしびれを訴え、14日に、MRI検査で「第2・第3腰椎棘間靱帯(きょくかんじんたい)損傷」と追加の診断を受けているわけですよ。

これ、おかしくないですか?後半戦に復帰したから重症化した可能性は全くないのですかね?

奥野君の友達の関学生は、「彼、試合の次の日普通に学校に来てましたよ?」って私に教えてくれました。

ん~、なんかすごくきな臭いんですけども。。。
本当に、宮川選手のタックルによって全治三週間だったんですかねぇ。。。
怪我してるのに後半戦に試合に復帰させた関学の監督には責任はないんですかねぇ。。。

奥野君が宮川氏に復帰してほしいとエール

で、その奥野君、
関西学生アメリカンフットボール大会・関大戦で復帰を果たした
とかって、書かれてるんですが、いやいや、タックルの後にも試合出てましたよ?と。。。

そして宮川選手に関しては、
「会見で宮川くんは“フットボールをする権利がない”と言っていたけど、それはまた違うと思う。またフットボールの選手に戻って、正々堂々とルール内でプレーして、勝負できたらいいなと思います。」
と言ってるわけですよ。
下手したら死んでいたかもしれない「悪質タックル」をした選手に、そんなこと言えます?
っていうか、奥野君は「ルール内のタックル」で、親友のQBを亡くしてるんですよ?

ひょっとして、彼自身もあのレベルのレイトヒットは「よくあること」と認識していたんじゃ???
あのレベルのレイトヒットをした選手でもフットボールをする権利があるということを被害者が言っているわけです。
それ、奥野君があのレイトヒットをそんなに重要視していないってことじゃ?

よくよく動画を見ると、QBの奥野選手がボールを離してからは2秒後のタックルですが、笛が鳴った直後のタックルですしね。。。
笛が鳴るまではプレイが続いているという状態なわけですし。
宮川選手自身も、笛は聞こえていたのか?の質問に対して、
「QBがボールを離したのは確認できていた。」と、非常に冷静に状況判断できていたことを語っていますし、とても錯乱状態であのタックルをしたとは思えないんですよね。
錯乱してたんならQBがボールを離したかどうかなんて確認する必要もないわけですし。
QBはボールを離したけども、プレイ終了の笛が鳴っていないからいける!と判断したのかもしれません。
(QBがボールを離した時点で、QBにタックルしたらダメなのは知ってますよ。念のため。)

質疑応答の後半でマイクを握った有馬氏が「1つだけ」と切り出すと、宮川選手は姿勢を正すような動きを見せる。
「試合当日の5月6日、どういう形であれ、あなたはグラウンドに立ったわけです。最初に反則をしたプレーで、(プレー終了を告げる)審判の笛は、聞こえていましたか?」
どこか厳しい口調で、こう問い掛けた有馬氏。
この質問に、宮川選手から「(相手のQBがボールを)投げ終わっていたことには、気付いていました」との答えが返ってくると、声を震わせながら次のように語った。
「プレーが終わっていたということは、認識していたと…(数秒間の沈黙)。わかりました。ありがとうございます」
「審判の笛は聞こえていたか」 日大選手会見、元関学QB有馬隼人の「重い質問」より引用

まあ、実際にレイトヒットは結構あるみたいですしね。。。
むしろ、日大のQBが関学に潰されたという過去もある(2018.5.25.ゴゴスマでの元日大OBの発言)ようですし、それは内田監督の「関学の方ももっと汚いことしてたんだから」っていう発言とも一致しますし。
この件、知れば知るほど不思議なことが多いんですよね。。。

あ、最後にちゃんと言っておきますが、私は事実を知りたいだけで、あんな犯罪行為と思われるタックルを容認しているわけじゃありません。
しかしながら、それによって日大の学長の解任までも要求するってのはちょっと筋が違うと思っています。

警視庁の捜査では、反則行為の明確な指示は確認できなかった 2018.11.14追記

2018年11月13日、今回の事件は急展開を見せました。
なんと、日大のアメフト選手らによる証言という第三者委員会の報告が嘘で、警視庁の捜査において、内田元監督、井上元コーチからの反則行為の明確な指示は確認できなかったことが明らかになりました。

アメフト問題「タックルした選手守るため聞いてない証言した」
2018年11月13日 18時42分

日本大学アメリカンフットボール部の悪質タックル問題では、現場にいたほかの部員の証言が有力な根拠となり、監督とコーチから反則行為の指示があったと認定されました。
この部員が警視庁の調べに対し「タックルした選手を守るために実際に聞いていない証言をした」という趣旨の話をしていることが捜査関係者への取材で分かりました。

ことし5月、東京 調布市で行われた試合で、日大の選手が関西学院大の選手に後ろからタックルする悪質な反則行為をした問題で、日大の第三者委員会は、部員など延べ100人への聞き取り調査を行いました。

第三者委員会の報告書によりますと、現場にいたほかの人物が聞き取りに対し、タックルの直後、井上奨前コーチ(29)が内田正人前監督(63)に「やりましたね」と声をかけ、内田前監督が「おお」と応じたと証言したということです。

この証言が有力な根拠となり、反則行為は内田前監督と井上前コーチの指示で行われたと認定されました。

警視庁は、傷害容疑で被害届が出されたことを受け、第三者委員会とは別に部員など200人余りから話を聞いてきましたが、監督とコーチとのやり取りを証言した部員が「実際に聞いていない証言をした。タックルした選手を守るためだった」という趣旨の話をしていることが捜査関係者への取材で分かりました

警視庁は、試合の映像解析や、複数の部員の話からも反則行為の明確な指示は確認できず前の監督とコーチの刑事責任は問えないと判断し、こうした意見や捜査結果をまとめた書類を近く検察庁に送付することにしています。

日大の広報担当者はNHKの取材に対し、「部員の話が事実だとすれば何らかの対応を取らなければならないかもしれないが、現段階で答えることはない」と話しています。

前監督らの主張と第三者委などの認定内容
この問題で、内田前監督と井上前コーチは、反則行為は指示したことはないと一貫して否定していました。

内田前監督は、5月の会見で「私からの指示ではない」と否定したほか、井上前コーチは「試合前にクオーターバックの選手を潰してこいと言ったのは真実だが、いつもと違うようなプレーをしてほしかったという意味で、けがをさせる目的では言っていない」と説明しました。

一方、日大の第三者委員会は、報告書の中で「タックルをした日大の選手の説明は全般的に信用できると判断した」と指摘したうえで、現場にいたほかの部員の証言を有力な根拠とし、「内田氏および井上氏の説明は不自然かつ不合理で、信用できる関係証拠とも矛盾することなどから信用できない」として、反則行為の指示はあり、相手選手への傷害の意図を含むものだったと認定しました。

これを受けて、日大は臨時の理事会を開き、ことし7月に内田前監督ら2人を懲戒解雇にしました。

また、関東学生アメリカンフットボール連盟は、規律委員会で調査した結果、タックルをした選手による説明が具体的で合理的だとして、前監督と前コーチが反則行為を指示したと認定し、事実上の永久追放に相当する除名処分にしました。

ただ、今回の部員の証言は直接の根拠とはしていません。

さて、これで話は振り出しに戻りましたね。
私の個人的見解は、以前と変わらず、

・内田元監督などの指導陣が選手に対して、指導陣には何のメリットもない「相手をリアルに潰してこい。」なんていうはずがない。
・スポーツをやる人はルールを守るっていうのが基本中の基本なわけで、どんなに理不尽な要求をされても、ルールの中でやるのが当たり前。

です。


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コメント


  1. ありんこ

    突然、失礼します。
    冷静かつ論理的な分析に、大変、感銘を受けました。
    多くの人が、この記事を読んで、この件を冷静に論理的に考えてくれると良いのに、と思いました。
    このような記事を書いていただき、ありがとうございました。

    Reply



  2. せつご

    私もこの見解に賛同します。

    コーチの話題も出ていない段階で、日大武山からのエスカレートだと知った私は高校の監督が日大のコーチになって舞上がって、必要以上のプレッシャーを掛けたと思っていました。
    でもコーチが悪いのではなく、選手が 勘違いして暴走したと思っていました。
    結果的には それが真実でしょうね。

    閑話休題、いま ゴーン問題が賑やかしていますが、コレモ同様で、毎回捏造をたれ流す特捜と桜木慎一郎を追出した旧経営陣とのヒステリックな行動だと思いますね。

    定期的に繰返されるこれらの決付け報道に、本当に嫌になってしまいます。

    このブログの事実を追って解釈する姿勢に感銘を受けたので、
    またちょくちょく拝見させて貰います。

    Reply


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