三人以上子供を産む意味と少子化対策
先日、桜田前五輪相が、「結婚しなくていいという女の人が増えている」「お子さん、お孫さんには子どもを最低3人くらい産むようにお願いしてもらいたい」などと発言したことが話題となっております。
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この、子供を産め!発言は何度も出てきては話題になっております。
私もブログなぜ少子化が起きるのか?でも書いております。
ねとらぼ調査隊の調査によりますと、今回の発言に対する世間の反応は「まず子育てできる環境と経済状況を」とか、「今の日本は産んでも育てにくい」という批判的なツイートが多く 85.8% がネガティブの結果となっているそうです。
しかしながら、この発言に賛同を示す人も15%ほどいるようです。
「最低3人くらい産むように」発言はタブーなのか?
さて、今回の「お子さん、お孫さんには子どもを最低3人くらい産むようにお願いしてもらいたい」との大臣の発言はタブーなのでしょうか?
現状の日本には婚姻制度がありますので、子供が欲しいと思ったら、
結婚
↓
妊娠
↓
出産
↓
子育てという手順を踏まなければいけません。
なので、子供が欲しいと思っても、相手を探すところから始まります。
そして、それには年齢的な制限もあります。
働いてお金を貯めて、子育てしやすい環境を作って、理想的な相手が見つかったころには40歳を過ぎており、三人子供を産むにはいろいろリスクがあってちょっと。。。という方も少なくありません。
ですので、現在の日本で子供を三人産むとなると、かなりの知能と将来展望と金銭と運と積極性が必要な状況となっております。
また、子育てにはたくさんのお金が必要となるため、それ相応の経済的及び精神的な余裕が必要となってきます。
この経済的、精神的な余裕を持った人は実はそんなに多くはありません。
なので、三人も子供を産み育てる環境にある人はレアケースだと思われます。
そもそも、結婚は2人でするので、子供を二人以上産まないと人口は減少していきます。
なので、人口を増やそうとすると、子供を三人以上産まないとダメなのです。
これは現在の婚姻制度下においてはどうしようもない現実です。
ですので、人口を増やすために「最低3人くらい産むように」という発言はごく当たり前のものなのです。
なぜ批判が多いのか?
では、なぜ、こんなにも批判が多いのでしょうか?
そもそも論として、先の大臣の発言は、全ての女性に対して、子どもを最低3人くらい産むように!といったものではありません。
経済的にも環境的にも精神的にも裕福で、子供が大事だと思ってる人は、子供を3人以上産んで!
という意味です。
3人産んで!に反対してる人は3人子供いない人だろうし、そもそも子供は要らない!とか言ってる人だろう。
だから、「経済的にも環境的にも精神的にも裕福で、子供が大事だと思ってる人は、子供を3人以上産んで!」にすりゃいいんだと思う。— いいな (@iina_kobe) May 30, 2019
実際のところ、この発言に違和感を覚えている人は、経済的にも環境的にも精神的にも裕福でない人が多いと思われますし、産めない状況ならば産まないほうが良いと思います。
無理やり産んでも、そういう人は子育てが上手くいかないので、子供がかわいそうなだけです。
「3人産んで!なんて酷い発言だ!」と騒いでいる人達に対する
一般的な意見は、「おまえには頼んでいないし、言ってもいない」なんだよな— ひろっぺ@シン・十四松・フレンズ (@hiroppe3rd) May 31, 2019
個人的には、産みたくないんなら産まなくてもいいし、産みたい人の邪魔をしないでほしいだけです。
経済的余裕がない!ってのは、本人の努力の結果であって、実際に3人の子供を育てている人がいる限り、その人の問題でしかありません。
産みたくても産めない人がいるのだから不適切だ!
っていう意見の人もたくさんおられますが、そんなこと言ってたらなんもできません。
健康のために軽い運動をしましょう!っていっても、寝たきりの人はどうするんだ!とか言えちゃうので、そんなのはただのいちゃもんでしかありません。
産みたくても産めない人がいるから。沢山産んでと発言することが不適切なら
老化防止にウォーキング奨める番組も、歩きたくても歩けない人いるし
ダイエットに〜食べようなんて番組も、アレルギーで食べたくても食べれない人いるし
全部不適切なんだけどな。マスコミの偏った世論誘導が不愉快
— kami_joe (@kami_joe999) May 29, 2019
少子化を防ぐにはどうすればいいのか?
多夫多妻制の導入
少子化を防ぐには、今の婚姻制度一夫一婦制をやめて、多夫多妻制にすればいいと思います。
お金のある人、子育て環境が充実している人は、その人の環境に応じて子供をたくさん育てれるので、少子化はすぐに解決するでしょう。
ただ、これだと、もてない人はとことんもてない世界となりますが。(まあ、いまでもそうですが)
子育て税の導入
子供は夫婦だけのものではなく、日本の宝です。
私たちの老後の世話をしてくれるのは今の子供です。
ですので、全世帯に子育て税を導入し、子育てしている人、地域の見守りなどをしている人の報酬などに充てるといいと思います。
子供が3人以上いて、かつ、それ相応の税金を納めている世帯は子育て税免除などがあるともっと良いですね。
これに異を唱える人はいないと思います。
現状、他人の子供に老後を見てもらおうとしている人が多くいます。
しかしながら、
自分が赤の他人の老人の下の世話などを「無償で」できるか?
と言ったら、できる人は少ないと思います。
まだしも自分の親ならともかく、親戚の老人ですら嫌でしょう。
自分の老後は自分の金で解決する!っていう人もいると思いますが、大半の人は他人の子供に老後の世話を頼むことになるでしょう。
安楽死、尊厳死の導入
他人の世話になんてなりたくない!って考えている人もたくさんいると思いますが、今の日本では、生きながらえさせられます。
チューブにつながれたままの寝たきり状態で、数年生かされちゃうなんてことも普通にあり得ます。
自分が死ぬには自殺しかないのですが、自殺も他人にたくさんの迷惑をかけてしまいます。
自分の最後くらい自分で決めたい。
という人が多いので、安楽死、尊厳死の導入も必要なのでは?と思います。
少子化して困ることは?
そもそも、少子化して困るのは、老人だけです。
老後の世話を見てくれる人がいないから困るってだけです。
日本の生産力が落ちるじゃないか!っていう人もいますが、それなら移民を受け入れて仕事をしてもらえばいいだけです。
移民は受け入れたくないし、日本人だけで何とかするべきだ!っていうんなら、日本人が3人以上子供を産まないと物理的に増えないので、大臣の発言が正しいことになります。
みなさん、なにが問題なのか、よく考えましょう。