自由が重荷になる
2017-08-01
<寄稿 by Nobu>
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こんばんにちは!Nobuです!
今回の記事が初投稿になります。
無い内定
私は今年24歳になる年で、現役の大学生です。
あ、院生ではないです。未だ大学4回生です。察してください。
私は今年の4月から就職活動を始めました。
中高の友人は社会人二年目になり、大学で同期だった友人は社会人一年目で新生活をエンジョイしており、後輩達は有名企業から内定をもらい安心して残り僅かな大学生活を楽しんでいます。
一方私は無い内定。
これが、開き直らずにいられる状況ですかっての。
何故自分がそのような状況に陥ってしまったのか、今回はそのようなことに触れていきたいと思います。
初めての挫折
私は私立の中高一貫校を出て大学生になる前に初めての挫折を味わいました。
そうです。受験戦争です。
高校3年まで自分の根拠のない万能感だけで生きてきた私は、この時に初めて自分の真の実力に向き合わされたのです。
苦悶しました。でもやるしかない。背水の陣で必死こいて勉強して念願の第一志望に滑り込みました。
遊びつくした大学生活
そして夢にまでみた大学生活、それはもう遊びつくしました。
やりたいことをやりまくり、もうほとんどなんの考えもなしに感情の赴くままに動いていました。
受験に勝ち、「自分、必死こいたらなんでもできるんじゃね。」というあまーーーい考えに4年間のぼせるまで浸かってしまいました。
一浪する前にさんざん自分の万能感に虚しさを覚えたくせに、また同じことを繰り返したのです。
これがいけませんでした。
就職活動を敬遠した
就職のことも、不安はずっと抱えていましたが、まあ本気出せば内定なんかいけるやろと思い上がり、本当に就活が始まる直前までほぼなにもしなかった、、、
就職活動が本格化してきても、一向にモチベーションがわかず、何とかなるんじゃねと割と就職活動を敬遠し、そんないい加減な奴雇ってくれる会社もあるはずもなく、あえなく撃沈。
未だに就職活動を続けている身なわけです。
(こう文字に起こしてみると本当に情けないなぁとしみじみ思います。皆さんはどうかこうならないように。)
でも不思議と後悔はしていません。(ただの強がりにきこえるかもしれませんが、、まあ正直強がりも若干はいってますw)
そら、なあなあで就職活動をすすめていても雇ってくれるかもなんて甘い考えをもっていた自分がいけないのです。
自由を求めすぎると逆に自分が追い込まれる
そこで最近常々感じるのが、自由を求めすぎると逆に自分が追い込まれるということです。
(自由をはかるものさしは人によって金であったり、名誉であったり、権力であったり、またそのいずれもであったりしますが。)
福田恒存というえらい文学者が言っていました。
自由を無際限に求めすぎるとそれがかえって自分を縛りつけるものになる
と。
人は自分に甘い存在で、どうにかこうにか自分に起こった災難や不幸を宿命という逃れられないものにかこつけていいように捉えようとしてしまうと。
どういうことかというと、自由には、欲求、責任、能力が求められ、そのどれかが欠けると、その人は自由ではなくなり、その求めていた自由がその人にとって重荷のようなものになってしまいます。
例えば、階段を下る人のことを考えてみましょう。
階段を下りるも下りないもその人の裁量次第、つまり自由です。
その階段を下るという行為に求められるのは、その階段を下りたいという欲求、その欲求に対する下らなければならないという責任感、そしてその階段を下るだけの能力が必要になります。
このいずれかが欠けるとこの人は階段を自分の思い通りに下りることはできません。
欲求がなければまず下りないし、責任がなければ途中で階段を下りる行為に何の意味も見いだせないし、能力がなければ躓くかもしれないのです。
下りれなかった場合、その人は階段を思い通りに下りることができなかった自分に対して言い訳を考え始めます。
そしてこの一番自分を楽に説得させることができる言い訳が、宿命論です。
これは自分ではどうしようもなかった出来事だ。起こるべくして起きたことだ。と考えるわけです。
これが自由が重荷になる例です。
僕にも思い当たる節はたくさんあります。
こうするしかなかったのだと、自分に言い聞かせ、ごまかしていたことが、、、
何の準備もしていないテストが間近に迫って、やる気がなくなり、風邪でもひかないかなあと思ってみたりだとか
今の自分の状況でさえ自分の甘い声を聞き入れた結果なのかもしれません。
自分の非を認めて生きる
なにがいいたかったかというと、
人生が自分の思い通りにいくなんて甘い考えはさっさと捨てて、宿命論に逃げずに、自分の非を認め生きていきましょう
ということです。
すみません。まだ四半世紀も生き切れていない24のぺーぺーがえらそうなことぬかしてw
まあほとんど自分への戒めとしての記事です。最後まで読んでくださった方ありがとうございます。
引くほど重い初投稿記事になってしまいましたw
次回は超能力もらえるとしたらなに?みたいなゆる~い投稿にしたいなと思っていますのでよろしくお願いします。