ボランティアって。。
2017-07-16
＜寄稿 by 涼之助＞
また梅雨の終わりに九州地方で大災害が起こってしまいましたね。
心よりお見舞い申し上げます。
残された方々が一刻も早く見つかり救出されることをお祈り申し上げます。
こういう大災害が起こると、直ぐに誰かが立ち上がり、支援物資を集めて現地に！というのが最近の流れになりつつありますね。
でも救助活動が行われている最中に現地に外部の人が入り、救援物資を渡しに行くって、、？？？？と思ってしまいます。
勝手に深層心理を分析すると、
みんなのために、困ってる人を助けに行くってカッコよくない！俺！！みたいな、そして被災を受けた人に直接『ありがとうございます。』って言われたいとか考えてるんじゃねw
とか思ってしまいます。
ボランティアって、現地の人の事をまず最優先に考えて、今自分が出来る最善のことは何かを考えて行動を起こすということが必要ではないでしょうか？
救助活動が行われている時にトラックなどで、たとえ1台であっても交通の邪魔になるとか考えられないのでしょうか？
その支援物資を被災者一人一人に自ら手渡す作業までやるならいいですが、避難所で荷物を降ろして帰るなら、必要であるかわからない物資を仕分けし、不公平のないように配布する手間と時間と人員がどれだけ必要なのか想像出来ないのでしょうか？
自治団体が受け入れ体制を整えこれとこれが必要ですとアナウンスするまでなぜ我慢出来ないのでしょうか？？
物資なら家に余ってるから、出せるわとか考えるのでしょうか？(これゴミを押しつけるのと同じです。by 善意が無駄になる)
なぜ、募金活動などして絶対に困らないお金を送らないのでしょう？
銀行や郵便局窓口では被災者からお礼を言われないからなのでしょうか？
いつもヒーロー気取りで支援物資持って行きます！皆さんご協力を！の奴が現れる度に、、このド素人が！！と思ってしまいますw
と、毒吐くのはこれくらいにして。
こう言う私はボランティアやってるんか！オラーヽ(｀Д´)ﾉという声が聞こえて来たので、私のボランティア感をお話しします。
私は小さい頃からボーイスカウトで現在まで指導者として活動し、会社のボランティアチームにも所属しながら、いろんなボランティアに携わってまいりました。
まず早いタイミングが必要な救援系のボランティアでは主に災害最初の週末くらいには実施し、日本赤十字、地元新聞社、現地大使館などに振り込む活動をしてきました。
タイミングが必要ないものでは、ドナルドハウスで定期的に夕食を提供する活動、他のボランティア団体が主催する難病の子供たちのためのサマーキャンプ、また南相馬の団体での支援交流、地元大学が行うの阪神大震災の復興活動など、自分で言うのも何ですがかなりやっております。
兵庫県の県民ボランティアの委員もしてますw
なぜ、こんなにしてるのか？と思われるかもしれませんが、答えは
『楽しいし、気持ちいいから』
です。
私は、ボランティア活動を誰かのためにやると考えている人はまだまだ素人さんだと思います。
『情けは人の為ならず』なのです。
（iina注：「情けは人のためならず、巡り巡りて我が身のため」は、人に情けをかけるのは、その人のためになるばかりでなく、やがてはめぐりめぐって自分に返ってくる。人には親切にせよという教え。
人に情けをかけるとその人のためにならないから情けをかけるな！っていう意味は間違い。）
一つエピソードをお話ししますと、2013年のフィリピンでの巨大台風災害の募金活動を私の地元JR六甲道駅前で行なっていた時に
『写真撮らせてもらってもいいですか？』
と涙を溜めた女性が近付いて来られました。
『今回の台風で甚大だ被害を受けたのは私の地元なんです。FBに日本では子供たちも、私達のために頑張ってくれてると、みんなを励ましたいのです。』
(ボーイスカウトの子供たちと一緒に行なってました。)
この女性はフィリピンの方で、戻ることも出来ずただ泣いていたそうで、励まされたとおっしゃっていただきました。
なにが言いたいかというと、ボランティアって嬉しいし楽しいし清々しいのです。
私はゴルフもするのですが、ゴルフは行くまでは
『よし！今回はベスト更新してやる！』
と休みの日に朝早く出発し1日使って、また結構なお金も使ってやるのですが、帰って来て夜寝る時には大抵凹んでます。
でもボランティア活動は前述したような事があったり、なくても新しい出会いがあったりと、活動後の夜はいつも清々しい気持ちで寝る事が出来ます。
また人生の幅が広がるのを実感出来るのです。
だからボランティアは誰かのためにやるのではなく、自分のためにやるのです。
そんなボランティアですがやり方を間違えると、ただの迷惑にしかならないので計画段階から今自分に出来る最善の事を慎重に考えてやるようにしましょう。٩( ‘ω’ )و
